文学部 人文学科 [平成31(2019)年度以降]
日本の伝統に根ざしつつ国際化の時代に即した幅広い学びから、高い見識を養成し、豊かな人間性を育てます
人文学科では、「人間」「文化」「社会」について探究し、日本文化の伝統に根ざしつつ、普遍的な教養や、国際化の時代に即した多様な価値を学びます。歴史・文学・美術・哲学・文化等、人の営みにまつわる分野から、今、注目されている国際教養や創作・表現の分野まで、多彩な学問領域から本当に学びたい専門分野を見つけ、深く研究することができます。このような幅広い教養教育を通し、高い見識を養い、豊かな人間性を育てることを目指します。
feature 学科の特色
- 少人数制授業で探究する実力を育む
- 1年次の「プロゼミ」に始まり、2年次の「人文学研究入門」、3年次の「人文学演習Ⅰ」、4年次の「人文学演習Ⅱ」を通じて“自ら考え、調べ、理解し、表現する”力を身につけます。主体的に研究に取り組み、専門分野を深めるのに必要な学習方法やプレゼンテーションの力は、少人数制の必修クラスで段階的に育みます。
- 日本文化・造形芸術の実習で身につく文化的教養
- 創立者・跡見花蹊の理念を今に受け継ぐ、実践的な学びを豊富に用意しています。
書道・絵画・デザイン・彫刻・工芸等の造形芸術に取り組む実習などを通じて、日本や東洋の伝統文化に触れ、豊かな感性と生涯にわたる文化的教養が自然に身につきます。 - 所定単位の修得で多くの資格を取得可能
- 中学校・高等学校の教職、博物館・美術館の学芸員、図書館司書、学校図書館の司書教諭─これら将来設計に役立つ多くの資格が、所定の単位を修得することで取得できます。
教職は、国語のほか、書道や美術の免許取得も可能です。
- 目指せる仕事
-
- 国語科教諭(中学・高校)
- 書道科教諭(高校)
- 美術科教諭(中学・高校)
- 図書館司書
- 学校図書館司書教諭
- 学芸員
- 一般企業
- 公務員
※美術科教諭(中学・高校)は2024年度入学生までです。
- 取得可能な資格
-
- 中学校教諭1種(国語・美術)
- 高等学校教諭1種(国語・書道・美術)
- 司書
- 司書教諭
- 学芸員
※中学校教諭1種(美術)、高等学校教諭1種(美術)は2024年度入学生までです。
Introduction of class contents 授業内容の紹介
古典文学を通して生きる力を
人文学演習
【植田恭代 教授】
長い歳月をこえて読み継がれてきた古典文学のことばを、時代背景も視野に入れて、生き生きと捉え直し、誠実に考えることを目指しています。「源氏物語」をとりあげ、毎回の発表と討議を重ねて理解を深め、各自の見出した研究テーマに取り組みます。古典文学を通して人をみつめ、今より豊かに生きる力を養います。
- どんな力が身につく?
- 英語と同じように「聞き取り」から始めることで古典に対する語彙力をしっかり身につけます。また文学を楽しむ上で欠かせない、作品の理解力と鑑賞力を高めることも本講義の目的です。
- ここがおもしろい!
- 言い回しや間の取り方で人を惹きつける話芸の面白さを堪能するには、鑑賞が一番。講義の最後には実際に寄席などへ行って鑑賞。劇場の雰囲気を肌で感じることで、より話芸の魅力を知ることができます。
- こんな学生にピッタリ!
- 日本の文学や芸能、また話し方のテクニックなどに興味がある学生に適しています。多くの話芸に触れることで、目上の方とも会話が弾むような豊かな教養を身につけてもらいたいと考えています。
優れた古典教材をもとに臨書し、豊かな表現力を身につける
書道実習A(隷書)
【横田恭三 教授】
高等学校芸術科書道において、適切な指導が出来るように隷書の技法を習得します。隷書の名品を選び、正確に臨書することにより基礎力を養い、倣書・創作を試みることにより表現力の幅を広げることを目指します。
文字史料と非文字資料を歴史研究に生かす方法を実践的に学ぶ
人文学演習
【長谷川裕子 教授】
歴史研究の基礎となるのは、現在に伝来している膨大な歴史史料です。それぞれの史料は歴史の一場面しか伝えてくれませんが、だからこそ史料の読み方次第で多様な歴史像を描くことが可能となります。この演習では、室町から戦国時代に生きた人びとが残した古文書や古記録という文字史料を中心に、絵巻や屏風画などの画像史料を取り上げながら読解します。
ヨーロッパの歴史と文化に関するさまざまな問題について多角的な視野から理解を深める
人文学研究入門
【石田信一 教授】
ヨーロッパの歴史・文化・社会に関する基本文献・史料(原典)の紹介および講読を行います。とくにヨーロッパ南東部(バルカン諸国)の具体的事例を取り上げながら、さまざまな学問分野の研究手法・研究テーマについて考察します。あわせて、史料(原典)の読解やインターネット上の情報源の活用、さらにプレゼンテーションの事例など、具体的かつ実際的な作業についても紹介します。
実践的に学びながら知識と技術の習得と理解を目指す
博物館実習A、B、C
【栗田秀法 教授】
学芸員課程の締めくくりとして4年次に行われる実践的な授業です。歴史・民俗資料、美術・工芸品といった博物館資料の取り扱いや分類・整理、花蹊記念資料館における模擬展示の企画立案・実施などの学内実習、さらには博物館や美術館などでの学外実習を通じて、学芸員に必要な知識や技術の基本を習得し、学芸員業務の全体的な理解を図ります。
履修モデル
- 学びたいことを見極める8つの履修モデル
- 学びたいことを見極めるための、幅広い学問領域の科目を設けています。代表的な8つの履修モデルを参考に、各国の歴史や文化、言語、思想、文学、芸術等、興味ある科目を自由に選んでください。学びのなかから、将来につながる研究テーマの輪郭が見えてきます。
- 日本文学
- 国際教養
- 創作・表現
- 日本史
- 美術史
- 西洋史
- 総合文化
- 現代思想・社会
- 日本文学
- 日本文学に関する幅広い教養と、その分野における高い見識を身につける
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | |
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総論・各論 | ||||
基礎実習・ 資格科目・ 特殊講義・ 特殊演習・ 実習 |
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研究入門・演習 |
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自学科専門・ 文学部共通専門・ 他学科専門・ 他学部専門 |
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卒業論文・卒業研究 |
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単位数 | 20 | 46 |
※[ ]内の数字は単位数
- 創作・表現
- 作品を創作し、自己を表現する技術を身につける
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | |
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総論・各論 | ||||
基礎実習・ 資格科目・ 特殊講義・ 特殊演習・ 実習 |
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研究入門・演習 |
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自学科専門・ 文学部共通専門・ 他学科専門・ 他学部専門 |
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卒業論文・卒業研究 |
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単位数 | 20 | 47 |
※[ ]内の数字は単位数
- 美術史
- 美術史に関する幅広い教養と、その分野における高い見識を身につける
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | |
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総論・各論 |
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基礎実習・ 資格科目・ 特殊講義・ 特殊演習・ 実習 |
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研究入門・演習 |
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自学科専門・ 文学部共通専門・ 他学科専門・ 他学部専門 |
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卒業論文・卒業研究 |
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単位数 | 20 | 46 |
※[ ]内の数字は単位数
- 総合文化
- 文化に関わる総合的な教養と、高い見識を身につける
- 国際教養
- 世界各地の文化の多様性に関する知識を身につける
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | |
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総論・各論 |
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基礎実習・ 資格科目・ 特殊講義・ 特殊演習・ 実習 |
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研究入門・演習 |
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自学科専門・ 文学部共通専門・ 他学科専門・ 他学部専門 |
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卒業論文・卒業研究 |
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単位数 | 20 | 46 |
※[ ]内の数字は単位数
- 日本史
- 日本史に関する幅広い教養と、その分野における高い見識を身につける
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | |
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総論・各論 |
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基礎実習・ 資格科目・ 特殊講義・ 特殊演習・ 実習 |
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研究入門・演習 |
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自学科専門・ 文学部共通専門・ 他学科専門・ 他学部専門 |
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卒業論文・卒業研究 |
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単位数 | 21 | 46 |
※[ ]内の数字は単位数
- 西洋史
- 西洋史に関する幅広い教養と、その分野における高い見識を身につける
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | |
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総論・各論 |
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基礎実習・ 資格科目・ 特殊講義・ 特殊演習・ 実習 |
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研究入門・演習 |
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自学科専門・ 文学部共通専門・ 他学科専門・ 他学部専門 |
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卒業論文・卒業研究 |
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単位数 | 20 | 46 |
※[ ]内の数字は単位数
カリキュラム表
科目区分 | 修得要件 | 1年次 | 2年次 |
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授業科目[]は単位 | |||
総論 | 8単位以上 |
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研究入門 | 4単位 | ||
基礎実習 | 選択 |
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資格科目 | 選択 |
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文学部共通専門科目 | 選択 |
【講義】
【実習】
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合計 | 20単位以上 |
科目区分 | 修得要件 | 3年次 | 4年次 |
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授業科目[]は単位 | |||
各論 | 16単位以上 | ||
特殊講義 | 10単位以上 |
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特殊演習 | |||
実習 |
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演習 | 4単位 | ||
卒業論文・卒業研究 | 2単位 | 卒業論文・卒業研究[2] | |
文学部共通専門科目 | 選択 |
【講義】
【演習】
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後期課程合計 | 46単位以上 |
合計修得単位数 | 66単位以上 |
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※このカリキュラム表にある科目は予定であり、変更する場合があります。
※※履修制限のある科目が一部あります。