理念・建学の精神
philosophy 跡見学園女子大学教育理念
創立者・跡見花蹊は、日本の誇る伝統文化を踏まえ、豊かな教養と自由な精神を持つ自立した女性を育てようとした。学祖の教育理念を継承する跡見学園女子大学は、時代と社会に対する深い洞察力を養成することが学問の府としての最大の社会貢献であると認識し、実践的な教養を備え、自律し自立した女性を育成するための教育・研究を実現する。
学祖跡見花蹊と建学の精神
跡見女学校の創立者・跡見花蹊は、教え子たちを実の娘のように慈しみ、女性として、人としてのあり方を教え導きました。女性の美徳や品格、 人生をよりよく生きるための知恵、学問や芸術を学ぶ姿勢、そして将来妻や母になった時の心得。花蹊の残した言葉は百年以上の時を超えて、今を生きる私たちの心にも響くものばかりです。

学長メッセージ
単なる技能修得に終わらせない《実学プラスアルファ》で
《真に幸せな女性》を輩出する女子大学へ
学長:森 まり子

2026年 跡見学園女子大学は一歩先へ、大きく変わります
昨年で学園創立150周年、女子大学創立60周年を迎えました。私は本学初の女性学長として、その伝統を大切に受け継ぎながらも、《学生ファースト》の目線で、履修面の課題克服や就活早期化への対応、クラブ活動の充実をはじめ刺激あふれる学生生活の創出などの新しい改革を、早急に確実に進めて参ります。
「自立」「自律」を、目に見える教育へ —— 現状を変える意思と行動力を持つ女性に
本学の教育理念である「自立」「自律」を、具体的で分かりやすいビジョンとして教育に反映させることにも、早急に取り組んでいきます。
心身ともに健やかで、充足した精神をもって、自分なりに社会を変えていくことのできる女性を送り出すために、大学は何をなすべきか。この問いを軸に、教育課程や学部・学科の再編に向けた準備を現在急ピッチで進めています。
依然として女性が不利な状況に置かれることの多い日本社会において、自らその不利に気づき、状況を変えようとする意思と行動力を持つ女性を育てることは、今なお女子大学に課された使命ではないでしょうか。私は《そのような女性の自覚的な輩出》を、本学の新たな社会的価値にしたいと考えています。
人生を生き抜く総合力こそ、真の教養
女子生徒の実学志向に応え、社会で活躍できる力を育てることは、大学の重要な使命です。しかし同時に、忘れてはならないものがあります。それは、深い思考力と品格を備えた知性です。単なる技能習得だけでは、転職や挫折もあり得る人生を生き抜くことはできません。
物事を断片的に捉えて拙速に判断するのではなく、その背景や文脈を理解し、多角的な視点から考え、多数派の意見に流されずに判断する力。私はこれを、AIには代替できない「真の教養」「品格」と呼びたいと思います。あらゆる分野の知識を総合し、どんな困難にぶつかっても知性的・客観的・総合的に判断して乗り越えていく力こそ、人生を生き抜くための真の教養なのです。
私は、こうした真の教養の土台の上に実学教育のブラッシュアップを進め、自己実現すると共に《女性や弱者がより尊重される社会の創出に貢献する女性》の輩出をめざしたいと思います。それこそが今の日本における女子大学の社会的使命であると考えるからです。
「全ての学生が学長と話した事のある大学」へ ——《幸せな女性》の輩出に向けて
社会貢献と先ほど申しました。矛盾するようですが、学生の皆さんには「まず、あなた自身が幸せになって下さい。幸せなあなたが、社会を変えて下さい」と伝えたいと思います。自分が幸せにならなければ、他者を、社会を幸せにするという視点は持ち得ないからです。AIが代替できない自分の価値に気づき、自分は大切に認められているという自信と幸せ感を胸に卒業していって欲しいと願います。若者の自己肯定感が諸外国に比べて低いと言われる日本において、人生100年を生き抜ける、自分自身の価値を自覚した《幸せな女性》を輩出することも、女子大学の重要な社会貢献であると私は考えます。
学生がまずは自分を大切にし、自らを認め前向きに伸ばしていくこと。教員は一人一人の学生の長所を認め、努力や成果を共に喜び、丁寧に評価すること。これは大学のみならず教育全般の原点ですが、この原点に立ち返ることこそ、真の自立・自律を育む跡見流《全人教育》の土台であると言っても過言ではありません。
自らの価値を自覚した《幸せな女性》を送り出す。
この目標のために私は、「全ての学生が学長と話した事のある大学」を実現すると共に、学生生活におけるアドバイザーの役割の更なる充実や学部学科再編、女性が健やかに生き抜けることをめざした《ジェンダープログラム》の構築など、女子大学ならではの学生生活の新しい姿の構築に力を尽くします。
学生、教職員、保護者、卒業生の皆さまの声に耳を傾けながら、高校や地域社会の皆さまからも信頼される大学をめざして、全力を尽くして参ります。ご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
沿革
跡見学園は、創立者 跡見花蹊が東京神田中猿楽町に1875(明治8)年に「跡見学校」を開校したことからはじまり、知育だけでなく情操教育にも重きを置いた、跡見独自の教育方針を確立しました。1913(大正2)年に「財団法人跡見女学校」、1944(昭和19)年に 「跡見高等女学校」となり、1947年(昭和22)年に「跡見学園中学部」、1948(昭和23)年に「跡見学園高等学校」、1950(昭和25)年に「跡見学園短期大学」を設立。1965(昭和40)年に「跡見学園女子大学」を設立しました。

| 1965(昭和40)年 | 埼玉県新座市に「跡見学園女子大学」を設立。国文学科・美学美術史学科の2学科を設置。 |
|---|---|
| 1967(昭和42)年 | 英文学科を増設。 |
| 1974(昭和49)年 | 文化学科を増設。 |
| 1992(平成4)年 |
新図書館完成。
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| 1993(平成5)年 |
2号館完成。
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| 1995(平成7)年 |
跡見学園開学120周年。
跡見学園女子大学創立30周年、花蹊記念資料館完成。 ![]() |
| 1996(平成8)年 | 花蹊記念資料館、博物館相当施設の指定を受ける。 |
| 1998(平成10)年 | マルチメディア教育センター設置。 |
| 2002(平成14)年 | 文学部に人文学科・臨床心理学科を開設。マネジメント学部マネジメント学科を開設。心理教育相談所を設置。 |
| 2005(平成17)年 | 跡見学園創立130周年。跡見学園女子大学開学40周年。 大学院人文科学研究科日本文化専攻・臨床心理学専攻を開設。 |
| 2006(平成18)年 | 文学部にコミュニケーション文化学科を開設。マネジメント学部に生活環境マネジメント学科を開設。大学院マネジメント研究科マネジメント専攻を開設。 |
| 2008(平成20)年 |
文京区大塚に文京キャンパスを開設。
3・4年生とマネジメント研究科院生は文京キャンパスで、1・2年生と人文科学研究科院生は新座キャンパスで学ぶこととなる。 ![]() |
| 2010(平成22)年 | 文学部に現代文化表現学科を開設。マネジメント学部に観光マネジメント学科を開設。 |
| 2011(平成23)年 | 大学本部を文京キャンパスへ移転。 |
| 2015(平成27)年 | 跡見学園創立140周年。跡見学園女子大学開学50周年。 観光コミュニティ学部 観光デザイン学科・コミュニティデザイン学科を開設。 |
| 2018(平成30)年 | 心理学部臨床心理学科を開設。 |
| 2022(令和4)年 | 新座キャンパスに学生会館完成。 |
| 2024(令和6)年 | 観光コミュニティ学部コミュニティデザイン学科を観光コミュニティ学部まちづくり学科に名称変更。 |
| 2025(令和7)年 | 跡見学園創立150周年。跡見学園女子大学開学60周年。 |
| 2026(令和8)年 | 跡見学園女子大学、情報科学芸術センター(AISAC)設置。 |
| 1950(昭和25)年 | 跡見学園短期大学設立。文科[国文]、家政科[家政保健課程・生活芸術課程]の2学科設置[修業年限2年]。 |
|---|---|
| 1952(昭和27)年 | 生活芸術課程を家政科から独立させ、生活芸術科を設置。 |
| 1982(昭和57)年 | 文科に英文専攻課程を増設。文科[国文専攻・英文専攻]となる。 |
| 1995(平成7)年 | 跡見学園短期大学を「跡見学園女子大学短期大学部」と名称変更。 跡見学園開学120周年。 |
| 2000(平成12)年 | 跡見学園女子大学短期大学部、創立50周年記念祝賀会、『跡見短大の五〇年』発行 |
| 2005(平成17)年 | 跡見学園創立130周年。 |
| 2007(平成19)年 | 跡見学園女子大学短期大学部閉学。 |



