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2023年7月13日
SDGs マネジメント学部 授業 産学連携

【マネジメント学科】中西哲ゼミ2年生が花王グループ様向け戦略提案プロジェクトを実行しました!

マネジメント学科・中西哲ゼミ2年生(企業戦略入門/11名)は、現実の企業課題に取り組むPBL(Project Based Learning)を導入し、経営学の実践的な学びに取り組んでいます。

この度、花王グループカスタマーマーケティング株式会社(以下「花王グループ」)のご協力を得て、「社会課題解決のために、花王グループの製品を活用して消費者の行動変容を実現する取り組みを提案せよ」という課題をいただき、プロジェクトを実行しましたのでご報告いたします。なお、マネジメント学科中西哲ゼミナールが花王グループ様にご支援いただくのは5年連続となります。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

プロジェクトの実施にあたっては、初回のイントロダクションと最終発表時に花王グループカスタマーマーケティング株式会社ICBD部門越境EC推進部長内海雅路様、同社会コミュニケーション部門KLP推進部部長松田紀子様にご来校いただき学生の発表に対するご講評やディスカッションを通じたご指導をいただきました。ご講評では学生たちの取り組み姿勢を高くご評価いただくとともに、提案内容の実現のために不足している視点などを鋭くご指摘いただきました。学生たちにとっては、大学内では得られない貴重な学習機会になり、大きな自信にもつながりました。

≪各チームの提案≫
Aチーム:「Shine to the teeth〜エフェクトで作る輝かしい歯の未来〜」
子供の歯磨き習慣の定着不足を社会問題としてとりあげ、子供の歯磨き時間を楽しくする取り組み。tiktokのエフェクト機能を使い、実際に歯磨きに関するエフェクト動画を作成して公開。ローンチ後わずか一週間程度で世界中から200件弱の子供の歯磨き動画の投稿を得る。投稿された地域は米国、メキシコ、ブラジル、ベトナムの順に多く、視聴された地域はベトナム、米国、ブラジル、ギリシアの順に多かった。この提案は日本より海外において効果的であるとの示唆を得た。

Bチーム:「家事する男性を育てようプロジェクト」
女性活躍が未だ不十分である現状を社会問題として取り上げ、その要因の一つである夫婦間の家事育児負担の女性への偏重に焦点を絞る。将来の夫になる未婚の男性に、家事に関心を持ってもらうことを念頭におき、キュキュット泡スプレー、アタックZERO泡スプレーを使用した食器、衣類の洗浄効果を示すyoutubeショート動画を作成し公開した。youtubeアナリティクスから分析すると、屋外での泥汚れのシーンを活用した動画は20代30代男性に多く視聴され、台所のシンクの中でのシーンを活用した動画は男性にはほとんど視聴されなかった。男性に関心を持たせるには、自身の経験とシンクロする屋外でのシーンを中心にすると効果的であるとの示唆を得た。

Cチーム:「Grow with kids 〜あなたに寄り添いたい〜」
我が国の少子化問題を社会問題として捉え、消費者の出産意欲を惹起させる行動変容を促す取り組み。アンケート調査などから、少子化の要因の一つに「子育てへの不安」が挙げられることを指摘。子育てへの不安を低減するためのアプローチとして、現に花王グループ様で展開している「はぐはぐRoom」の認知度の更なる向上と利活用を促進する取り組みを公式Twitter、Instagramにより展開し、具体的な運用イメージと子育てへの不安解消への行動変容モデルを示した。