「ジェンダー・人間の多様性研究センター」「ポップカルチャー研究センター」を設立
2026年10月1日、跡見学園女子大学に附属教育研究組織として、「ジェンダー・人間の多様性研究センター」「ポップカルチャー研究センター」を設立しました。
■ ジェンダー・人間の多様性研究センター
センター長:西原麻里(文学部現代文化表現学科准教授)
==設立の目的==
女性がいまだに不利な状況に置かれやすい社会において、そのような環境の問題を知り自らの力で変えていく意志と行動力を持つ女性を育てることは女子大学の存在意義である。また、ジェンダー的課題の解決に取り組む教育・研究を広く発信できる組織の存在は、女子大学としての本学の社会的価値を高める。さらに、「人間の多様性」(多様な人々の共生、文化や価値観の多様性、異文化理解等を含む)の尊重は社会および世界の趨勢であり、多様性に開かれた人材の育成は社会の要請でもある。本センターでは本学に在籍する研究者が学部横断的に協働し、学際的で魅力的な活動を企画・発信していく。
==センター長コメント==
女子大学だからこそ、女性であることを理由としたあらゆる制約にとらわれない。これがわたしの理念であり、「ジェンダー・人間の多様性研究センター」の存在意義です。
女子大学で学ぶのは女性である。当たり前のことと思われるかもしれませんが、ではその「女性」とは誰のことを指すのでしょうか。人は生まれた時に「女/男」のどちらかに割り当てられます。しかし、一人ひとりの生き方や環境、目指すものは異なり、決して二元的な枠組みに閉じ込められるべきではありません。
人間が多様であることを、私たちはいかに想像し、尊重することができるか。本センターではさまざまな研究活動を通じて、誰かを排除せず誰もが包摂される社会の実現を目指していきます。

西原麻里准教授
■ ポップカルチャー研究センター
センター長:渡邉大輔(文学部現代文化表現学科教授)
==設立の目的==
日本発のマンガ、アニメ、ゲーム、ライトノベル等のポップカルチャーやメディア産業への世界的な注目が高まる中、本学には、それら幅広い文化表現を学ぶことのできる現代文化表現学科を中心に当該分野の専門家が学部学科を超えて在籍し、学内外での研究の蓄積がある。本センターは、情報科学芸術センター(AISAC)やジェンダー・人間の多様性研究センターとの領域横断的な共同企画も行いつつ、 それらの研究成果のさらなる可視化と社会への積極的な発信を行っていく。
==センター長コメント==
本学の前身として明治時代に創立された跡見女学校が、大和和紀さんの往年の人気少女マンガ『はいからさんが通る』の主人公たちが通う女学校のモデルとなったことはよく知られています。また、150年を超える歴史の中で、本学園は、マンガ家や作家、声優など、さまざまな分野でポップカルチャーの世界に名を残す数々の才能を輩出してきました。もとより、学祖・跡見花蹊もまた、日本画家・書家として優れた芸術的素養の持ち主でした。
今日の日本を代表するポップカルチャーにも、2.5次元舞台やBLなど、女性が主な担い手になって隆盛している注目すべき分野が多く存在します。本センターでは、当該分野での豊富な人的資産を活用しながら、研究活動を通じてポップカルチャー研究の意義と成果を広く社会に発信していきます。

渡邉大輔教授