学部・大学院

文学部 コミュニケーション文化学科 [平成31(2019)年度以降]

日本語はもちろん、英語によるコミュニケーション能力を向上させながら、多文化共生社会の担い手を目指します

コミュニケーション能力は、年齢や生活習慣、国や文化の違いを超え、さまざまな人々と理解し合うためのちから。国際化が加速する今、多文化共生社会を目指し、人間にとって重要なこの能力を研究し、身につけるのが本学科です。
英語のコミュニケーションスキルを高める授業や、人と人とが直接触れ合う実践的な教育を充実させ、グローバル化社会で幅広く活躍する人材の育成を目指します。

feature 学科の特色

グローバル化に応える3つの履修モデル

社会のグローバル化が急速に拡大し、コミュニケーション能力の重要性が高まっています。本学科ではコミュニケーション理論、日本語コミュニケーション、英語コミュニケーションの3つの領域を用意。理論と実践の両面から幅広い知識の修得を目指します。

3つの履修モデルをみる

  • 日本語コミュニケーション
  • 英語コミュニケーション
  • コミュニケーション理論
実践的で洗練された日本語運用能力を身につける
自文化コミュニケーションの核となるのが、日本語を「聞く」「話す」「読む」「書く」4つの力。手話、点字、アナウンス、プレゼンテーション等を実習で学び、スピーチ・ディスカッションで訓練を積みながら、実践的で洗練された日本語運用能力を養います。「書く」実習だけでなく、日本語の理解力を深め、考える力をつける実習により、文章表現能力も高めていきます。
英語の表現力を磨きながら多文化社会を理解する
世代や地域、人種、国籍等、生活環境の異なるさまざまな人と交流し共生していく多文化社会でのコミュニケーションとは、実際にはどんなものなのか。英語による講義を取り入れ、実践的スキルの修得を目指しながら、そのもっとも基本的で重要なことへの理解を深めていきます。
進化するメディアによるコミュニケーションを学ぶ
本や新聞といったマスコミュニケーションの時代から、音声・映像を伴うリアルタイムの情報発信を個人が行える時代へと進化を遂げたマスメディアとマルチメディア。これらによるコミュニケーションについて理解を深め、それぞれに対応する表現能力を磨いていきます。
目指せる仕事
  • ホスピタリティ関係
    (航空業界、ホテル業界、旅行業界、ブライダル業界)
  • マスコミ関係
    (アナウンサー、番組制作、ライター、声優)
  • 営業・販売・サービス関係
    (アパレル・化粧品販売)
  • その他(公務員、銀行、保険)
取得可能な資格
  • 司書
学科の学びが生かせる資格
  • コミュニケーション検定
  • 実用英語技能検定
  • TOEIC®
  • 日本語検定 等

Introduction of class contents 授業内容の紹介

普段よく目にするマークやシンボルをコミュニケーションの観点から考察

シンボル表現論

ロゴマークやマスコットキャラクター、行事の飾りつけなどはどのような役割や機能を持っているのでしょう。日常生活でよく目にするマークやシンボルについて、時代や文化的背景を反映したデザインにも着目しながら、コミュニケーションシンボルの正しい使い方を多面的に理解します。

英語の四技能を高め、異文化交流に貢献する力を育む

英語コミュニケーションスキル(会話)

【ネバラ・ジョン教授】

英語を使えると、世界は大きく広がります。「英語コミュニケーションスキル」では、皆の前でスピーチを行ったり、長文を英文で書くなど実践的に英語を身につけます。また、ただ言語スキルを上げるのではなく、外国の文化を取り上げて、社会で生かせる知識や技術を磨くことも目指しています。

「視覚コミュニケーション」を学び、グローバルに活躍できる力を身につける

コミュニケーション文化学特殊講義
(コミュニケーション論)

【マック カレン 教授】

物質文化(マテリアル カルチャー)コミュニケーションの例として、着物の非言語 ・視覚コミュニケーションについて学びます。描かれた着物と伝存着物に表してある見立て、パズル、モチーフ、模様、スタイル、アイデンティティーなどの非言語・視覚コミュニケーションを考察します。

適切な待遇コミュニケーションを身につける

丁寧語・敬語研究

【中西 太郎 准教授】

例えば就職面接で自己アピールをするとき、お客さまからの電話応対をするとき、どのようなことば遣いで、どのような内容の話をするのがよいのでしょうか。敬語の仕組みや場面による使い分けに加え、対人関係を調整する様々な表現まで射程に入れて学ぶことで、あらゆる場面で適切なコミュニケーションができる力を磨きます。

履修モデル

日本語コミュニケーション

日本語のコミュニケーション能力をブラッシュアップして、マスメディアの世界を目指す

1年 2年 3年 4年
総論・各論
  • コミュニケーション文化概論[2]
  • コミュニケーションの倫理[2]
  • 日本語コミュニケーション論[2]
  • マスコミ論[2]
  • 放送文化史[2]
  • 語用論[2]
  • 社会言語学[2]
  • メディア言語論[2]
  • 聴覚コミュニケーション論[2]
  • 視覚コミュニケーション論[2]
  • 対人コミュニケーション論[2]
  • 現代コミュニケーション論[2]
  • コミュニケーション障害論[2]
  • シンボル表現論[2]
  • 世代別コミュニケーション論[2]
  • ジェンダー・コミュニケーション論[2]
  • 丁寧語・敬語研究[2]
  • 国際メディア論[2]
特殊講義
  • コミュニケーション文化学特殊講義(日本語コミュニケーション)[2]
研究入門・演習
  • コミュニケーション文化学研究入門A-F×2[必4]
  • コミュニケーション文化学演習ⅠA[必1]
  • コミュニケーション文化学演習ⅠB[必1]
  • コミュニケーション文化学演習ⅡA[必1]
  • コミュニケーション文化学演習ⅡB[必1]
基礎演習・
特殊演習・
実習
  • 日本語コミュニケーションスキル(会話)[必1]
  • 英語コミュニケーションスキル(会話)[必1]
  • 実践日本語(文章表現)[1]
  • 実践日本語(音声表現)[1]
  • 実践日本語(発声法)[1]
  • 実践日本語(敬語)[1]
  • 実践日本語(グループディスカッション)[1]
  • 実践日本語(コミュニケーション調査法)[1]
  • 点字[1]
  • アナウンス[1]
  • インタビュー[1]
  • ナレーション[1]
文学部共通専門科目・
他学科専門科目・
他学部専門科目
  • レトリック概論[2]
  • コマーシャル表現論[2]
  • 朗読法[2]
  • 広報マネジメント[2]
卒業論文・卒業研究
  • 卒業論文・卒業研究[必2]
単位数 20 48

※[ ]内の数字は単位数

英語コミュニケーション

英語のコミュニケーション能力をスキルアップして、グローバル人材を目指す

1年 2年 3年 4年
総論・各論
  • コミュニケーション文化概論[2]
  • コミュニケーションの倫理[2]
  • 英語コミュニケーション論[2]
  • 異文化コミュニケーション論[2]
  • 多文化社会論[2]
  • 語用論[2]
  • メディア言語論[2]
  • 対人コミュニケーション論[2]
  • 現代コミュニケーション論[2]
  • シンボル表現論[2]
  • 国際コミュニケーション論[2]
  • 国際メディア論[2]
  • 異文化研究[2]
  • 言語社会研究(欧米)[2]
  • 言語社会研究(アジア)[2]
  • 世界若者事情[2]
  • 世界英語事情[2]
  • 世界教育事情[2]
  • 世界マスコミ事情[2]
特殊講義
  • コミュニケーション文化学特殊講義(英語コミュニケーション)[2]
研究入門・演習
  • コミュニケーション文化学研究入門A-F×2[必4]
  • コミュニケーション文化学演習ⅠA[必1]
  • コミュニケーション文化学演習ⅠB[必1]
  • コミュニケーション文化学演習ⅡA[必1]
  • コミュニケーション文化学演習ⅡB[必1]
基礎演習・
特殊演習・
実習
  • 日本語コミュニケーションスキル(会話)[必1]
  • 英語コミュニケーションスキル(会話)[必1]
  • 実践英語(インターネット英語)[1]
  • 実践英語(アニメ・マンガ英語)[1]
  • 実践英語(コマーシャル英語)[1]
  • 実践英語(映画英語)[1]
  • 実践英語(歌詞英語)[1]
  • 実践英語(スポーツ英語)[1]
  • 手話[1]
  • 点字[1]
文学部共通専門科目・
他学科専門科目・
他学部専門科目
  • 英語実用文法[2]
  • レトリック概論[2]
  • 現代アメリカ社会[2]
  • 現代ヨーロッパ社会[2]
卒業論文・卒業研究
  • 卒業論文・卒業研究[必2]
単位数 20 48

※[ ]内の数字は単位数

コミュニケーション理論

コミュニケーションの理論と実践を幅広く学び、多文化との共生を目指す

1年 2年 3年 4年
総論・各論
  • コミュニケーション文化概論[2]
  • コミュニケーションの倫理[2]
  • 言語コミュニケーション論[2]
  • 非言語コミュニケーション論[2]
  • 語用論[2]
  • 社会言語学[2]
  • メディア言語論[2]
  • 言語理解論[2]
  • 聴覚コミュニケーション論[2]
  • 視覚コミュニケーション論[2]
  • 対人コミュニケーション論[2]
  • 現代コミュニケーション論[2]
  • コミュニケーション障害論[2]
  • シンボル表現論[2]
  • 世代別コミュニケーション論[2]
  • 国際コミュニケーション論[2]
特殊講義
  • コミュニケーション文化学特殊講義(コミュニケーション理論)[2]
研究入門・演習
  • コミュニケーション文化学研究入門A-F×2[必4]
  • コミュニケーション文化学演習ⅠA[必1]
  • コミュニケーション文化学演習ⅠB[必1]
  • コミュニケーション文化学演習ⅡA[必1]
  • コミュニケーション文化学演習ⅡB[必1]
基礎演習・
特殊演習・
実習
  • 日本語コミュニケーションスキル(会話)[必1]
  • 英語コミュニケーションスキル(会話)[必1]
  • 実践日本語(文章表現)[1]
  • 実践日本語(音声表現)[1]
  • 実践英語(インターネット英語)[1]
  • 実践英語(多読)[1]
  • 手話[1]
  • プレゼンテーション[1]
文学部共通専門科目・
他学科専門科目・
他学部専門科目
  • レトリック概論[2]
  • 言語学概論[2]
  • 文化表現基礎[2]
  • 言語哲学[2]
  • コミュニケーション心理学[2]
  • 色彩象徴論[2]
  • 国際文化交流[2]
卒業論文・卒業研究
  • 卒業論文・卒業研究[必2]
単位数 20 46

※[ ]内の数字は単位数

カリキュラム表

前期課程
科目区分 修得要件 1年次 2年次
授業科目[]は単位
総論 6単位以上
  • コミュニケーション文化概論[2]
  • コミュニケーションの倫理[2]
  • 言語コミュニケーション論[2]
  • 非言語コミュニケーション論[2]
  • 日本語コミュニケーション論[2]
  • 英語コミュニケーション論[2]
  • 異文化コミュニケーション論[2]
  • 多文化社会論[2]
  • マスコミ論[2]
  • 放送文化史[2]
研究入門 4単位
  • コミュニケーション文化学研究入門A[2]
  • コミュニケーション文化学研究入門B[2]
  • コミュニケーション文化学研究入門C[2]
  • コミュニケーション文化学研究入門D[2]
  • コミュニケーション文化学研究入門E[2]
  • コミュニケーション文化学研究入門F[2]
基礎実習 2単位
  • 日本語コミュニケーションスキル(会話)[1]
  • 英語コミュニケーションスキル(会話)[1]
文学部共通専門科目 選択
【講義】
  • 英語実用文法[2]
  • レトリック概論[2]
  • 言語学概論[2]
  • 芸術論[2]
  • 造形論[2]
  • 色彩論[2]
  • 装いの心理学[2]
  • 化粧の心理学[2]
  • 図書館概論[2]
【実習】
  • 芸術芸能実習(茶道)[1]
  • 芸術芸能実習(華道)[1]
  • 芸術芸能実習(香道)[1]
合計 20単位以上
後期課程
科目区分 修得要件 3年次 4年次
授業科目[]は単位
各論 18単位以上
【コミュニケーション理論関係群】
  • 語用論[2]
  • メディア言語論[2]
  • 聴覚コミュニケーション論[2]
  • 社会言語学[2]
  • 言語理解論[2]
  • 視覚コミュニケーション論[2]
【日本語コミュニケーション関係群】
  • 対人コミュニケーション論[2]
  • シンボル表現論[2]
  • ジェンダー・コミュニケーション論[2]
  • 現代コミュニケーション論[2]
  • 世代別コミュニケーション論[2]
  • 丁寧語・敬語研究[2]
  • コミュニケーション障害論[2]
【英語コミュニケーション関係群】
  • 国際コミュニケーション論[2]
  • 言語社会研究(欧米)[2]
  • 世界英語事情[2]
  • 国際メディア論[2]
  • 言語社会研究(アジア)[2]
  • 世界教育事情[2]
  • 異文化研究[2]
  • 世界若者事情[2]
  • 世界マスコミ事情[2]
特殊講義 2単位以上
  • コミュニケーション文化学特殊講義(コミュニケーション論)[2]
  • コミュニケーション文化学特殊講義(日本語コミュニケーション)[2]
  • コミュニケーション文化学特殊講義(英語コミュニケーション)[2]
特殊演習 4単位以上
【日本語コミュニケーション関係群】
  • 実践日本語(文章表現)[1]
  • 実践日本語(敬語)[1]
  • 実践日本語(グループディスカッション)[1]
  • 実践日本語(音声表現)[1]
  • 実践日本語(多読)[1]
  • 実践日本語(コミュニケーション調査法)[1]
  • 実践日本語(発声法)[1]
  • 実践日本語(場面別運用)[1]
【英語コミュニケーション関係群】
  • 実践英語(インターネット英語)[1]
  • 実践英語(映画英語)[1]
  • 実践英語(スポーツ英語)[1]
  • 実践英語(アニメ・マンガ英語)[1]
  • 実践英語(歌詞英語)[1]
  • 実践英語(多読)[1]
  • 実践英語(コマーシャル英語)[1]
  • 実践英語(料理・ファッション英語)[1]
実習 2単位以上
  • 手話[1]
  • アナウンス[1]
  • ナレーション[1]
  • 朗読[1]
  • 点字[1]
  • インタビュー[1]
  • プレゼンテーション[1]
  • 声優[1]
演習 4単位
  • コミュニケーション文化学演習ⅠA[1]
  • コミュニケーション文化学演習ⅠB[1]
  • コミュニケーション文化学演習ⅡA[1]
  • コミュニケーション文化学演習ⅡB[1]
卒業論文・卒業研究 2単位 卒業論文・卒業研究[2]
文学部共通専門科目 選択
【講義】
  • 演劇論[2]
  • 言語哲学[2]
  • 朗読法[2]
  • 情報文化史[2]
  • 色彩象徴論[2]
  • 図書・図書館史[2]
  • コミュニケーション心理学[2]
【演習】
  • 情報サービス演習A[1]
後期課程合計 46単位以上
合計修得単位数 66単位以上

※このカリキュラム表にある科目は予定であり、変更する場合があります。

※※履修制限のある科目が一部あります。

コミュニケーション文化学科カリキュラムツリー PDF

コミュニケーション文化学科カリキュラムマップ PDF