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2021年8月4日
SDGs マネジメント学部 授業 産学連携

マネジメント学科・中西哲ゼミ3年生がアサヒグループホールディングス向け戦略提案プロジェクトを実行しました!

マネジメント学科・中西哲ゼミ3年生(企業戦略/17名)は、現実の企業課題に取り組むPBL(Project Based Learning)を導入し、経営学の実践的な学びに取り組んでいます。

この度、アサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを擁するアサヒグループホールディングス株式会社(以下「アサヒグループ」)のご協力を得て、「不適切飲酒の削減とアサヒグループの成長を同時に実現する戦略を提案せよ。」という課題をいただき、プロジェクトを実行しましたのでご報告いたします。中西哲ゼミとアサヒグループ様のタイアップ企画は2年連続となります。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
プロジェクトの実施にあたっては初回のイントロダクションと最終回にアサヒグループのSustainabilityシニアマネージャー中村威様、同シニアマネージャー松香容子様にご登壇いただきました。最終回でのご講評では学生たちの取り組み姿勢を高くご評価いただくとともに、提案内容の実現のために不足している視点などを鋭くご指摘いただきました。学生たちにとっては、大学内では得られない貴重な学習機会になり、大きな自信にもつながりました。
なお、プレゼンテーションは動画で作成し事前にご提出するとともに、最終回には対面でのプレゼンも実施しました。
また、アサヒグループ様よりBチームとEチームの提案については更に本格的な検討を行うべく追加の調査研究のオファーをいただきました。今後、BチームとEチームはアサヒグループ様およびアサヒビール様とともに引き続き提案内容の実現可能性調査を行ってまいります。

 

【各チームの提案】
Aチーム:「飲まれないお酒の飲み方-hapinomi-の提案」
20代女性の多量飲酒の問題を削減するためにアルコール飲料とノンアルコール飲料、ソフトドリンクをパッケージ化して販売する提案。顧客のペルソナ像を設定しペルソナに応じた商品のポジショニングマップを提示。飲む量は相応に維持しつつ純アルコール摂取量をペルソナに応じた適切摂取量の範囲内に抑えるパッケージを販売する提案。

Bチーム:「妊産婦の不適切飲酒撲滅のための突破口」
妊産婦の不適切飲酒に着目し、アサヒドライゼロ(ノンアルコール飲料)を拡販する提案。妊産婦の情報サービス「mamari」や併売商品比較などのエビデンスから妊産婦にノンアルコール飲料の購買ニーズがあることを訴求。拡販にあたってはアサヒグループ内の和光堂の商品も合わせて提供する仕組みを提案。

Cチーム:「駅員から見た過剰飲酒の風景-アサヒ-Don’t beer criminal-の展開」
駅構内で起こる過剰飲酒による暴力、暴言の問題に着目。実際にJRの駅員数名に対してインタビュー調査を実施し、駅構内で毎夜繰り広げられる暴力・暴言の現場の状況を明らかにし、「Don’t beer criminal」という啓発活動の推進を提案。40代サラリーマンを主人公としたアサヒグループによる啓発CMを制作し動画配信するとともにJR東日本とタイアップし東京のベッドタウン周辺で波状的に告知を行うことを想定。

Dチーム:「お父さんをかっこよくするために―アサヒ杯クールファミリーベースボール大会―の提案」
家庭内でないがしろにされがちなお父さんが野球を通じて輝く舞台を提供し、結果として健康的な生活習慣を意識することでお父さんの過剰飲酒を削減することを想定。予選の地方球場から決勝大会が開催される京セラドーム大阪までの利用料、アクセス、チームの組み合わせまでを緻密に調査するとともにカスタマージャーニーマップを用いてお父さんが健康的な生活を送るまでのプロセスを示した。

Eチーム:「大学生の不適切飲酒削減―SAC認証-の提案」
サークルでの飲み会などを通じた大学生の急性アルコール中毒問題に着目。アサヒグループによる大学サークル向けの啓発活動を重層的に展開することで一定水準に達したサークルに対してアサヒグループが認証を付与する取り組み。

*中西哲ゼミ3年生によるプレゼン動画サムネイル