新座市長との懇談会で赤松ゼミ生が市政に関する提言
「新座市内3大学学生と市長との懇談会」が11月11日(月)に本学の新座キャンパスで開かれました。「若い世代が住んでみたい、ずっと住み続けたいと思える新座市の実現に向けた取組について」をテーマに、市内にキャンパスがある本学と立教大学、十文字学園女子大学の学生それぞれが考えた施策のアイデアを並木傑新座市長にプレゼン。市長や金子廣志新座市教育長と意見を交わし、学生たちは市政への理解を深めていました。
学生の柔軟で斬新なアイデアを市政に取り入れようと新座市が企画した懇談会に、本学からはマネジメント学部生活環境マネジメント学科の赤松瑞枝准教授ゼミの3年生4名が参加。「大学生から住み始めて、子供と一緒に住み続けられる新座市へ」のタイトルで、新座市の魅力を大学生にアピールする妙音沢の自然を活かした夏イベント企画や、子育て世代への住民サービスとして、新座駅前の送迎保育ステーションの設立、病児保育事業の拡大などを市長に提言しました。
中でも並木市長が賛同したのは、「大学生主催の子供向けイベント企画」。日曜日や長期休暇中に3大学がグラウンドや教室を開放し、各大学のスポーツ系、文化系サークル活動を子どもたちが体験する企画提案に並木市長は、「素晴らしい。将来何をしたいかが決まっていない子どもたちにとって、さまざまなサークル体験ができることは大変有意義だと思います。ぜひ実現してほしい」と語っていました。
本学に続いて立教大学はコミュニティ福祉学部の3名が「子育て応援シティ施策」として考えた行政サービス機能の拡充案を発表。十文字学園女子大学は社会情報デザイン学部5名が、「新座がかなえる私たちの未来~若者が夢と希望をもてる地域へ~」と題して、駅周辺に都市機能や行政サービスを集中させるアイデアなどをプレゼンしました。
本学の発表者の幸地菜の香さん、永富愛さん、藤城萌夏さん、門馬陽菜さんが所属する赤松ゼミは、誰もが過ごしやすい住環境を研究しています。今回、市が提示したテーマに対し、市長に何を提言するか悩むなかで、「新座市が具体的に取り組んでいけるような提案にしようということで最終的にまとまりました」と永富さんは話します。
懇談会に参加した感想を永富さんは、「自分たちでは思いつかなかった視点からの他大学の提案が聞けて学ぶところが多く、視野が広がりました」。準備に約3か月間かけて迎えた本番を終え、笑顔で記念撮影に臨んでいました。