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2024年5月9日
大学 学生 文学部

【現代文化表現学科】新体操日本代表の競技用メークを学生に実演 雑誌制作にPOLAが全面協力

現代文化表現学科の学科報『Visions』を知っていますか。文学部現代文化表現学科の必修選択科目「ライティング特殊演習(編集)」を履修する3、4年生が1年をかけて制作する雑誌です。企画から取材、原稿執筆、校正に至るまでの編集プロセスが学べて、1冊に完成させる「やり遂げる力」が養われる授業です。

元永純代准教授の指導のもと、今年度38名の学生が取り組む特集テーマは「世界と戦う美をサポートする仕事」。その制作に、新体操日本代表「フェアリー ジャパン POLA」のオフィシャルパートナーを務める株式会社ポーラが全面協力し、4月29日には代表選手のメークを担当する「美容コーチ」のリーダー・中岡弘喜さんによる特別授業が開かれました。

採点競技におけるメークの重要性を語るポーラ・美容コーチの中岡弘喜さん

 

ポーラでは「フェアリー ジャパン POLA」の美容コーチとして、メークアップディレクターの中岡さんをはじめ、商品開発者を含む8名が活動しています。そのビューティーサポート活動の中心は、「メーク開発とメーク発信」と中岡さん。メーク開発では、メークコンセプトづくりや、汗や皮脂に強く、衣装や音楽に合わせた専用アイテムの開発。メーク発信は、選手へのメークレッスンと、それを通じて新体操の魅力を広く伝えることに取り組んでいるそうです。

競技用メークのポイントについて中岡さんは、「15m先にいる審判に何を表現したいのかが表情から伝わる、立体的でメリハリのあるメークにすることが重要」と説明。そのメークとはどのようなものなのか、学生をモデルに、今年の世界大会に向けて考案された『Japan Beauty 月白(つきしろ)メーク』を披露してくれました。

夜空に輝く月の光のように、日本ならではの「美」と「強さ」を白のアイラインなどで際立たせた月白メーク。中岡さんのユーモアを交えた話術とメークテクニックに引き付けられ、実演中の約20分間、学生たちの目は変化するモデルの顔に集中。顔の右半分にメークを施し、素顔との違いに、完成時には「オー」という歓声が上がりました。

競技用メークの実演を熱心に見つめる学生たち

 

続く質疑応答では、「競技用メークの開発期間はどれくらいですか」「肌質の弱い選手へのメーク方法は」「メークしやすい顔はありますか」などの質問が相次ぎ、授業後に中岡さんはこんな感想を語ってくれました。

「生活に身近なメークを見て楽しみ、学びたいという熱意をすごく感じた授業でした。新体操日本代表選手の美を支える美容コーチの活動をお伝えする機会をいただけてありがたかったです」

今回の特別授業を踏まえて学生たちは、「世界と戦う美をサポートする仕事」に携わるポーラの社員の皆さんへの取材に臨みます。そこには、2020年に日本の大手化粧品会社として初めて女性トップに就いた及川美紀社長もご協力いただけることになりました。

2025年版の『Visions』に注目です!

 

現代文化表現学科の学科報『Visions』の制作活動は、公式XとInstagramでご覧いただけます。

■『Visions』公式X

■『Visions』公式Instagram