お知らせ

2021年10月15日
保護者の方へ 在学生の方へ

今後の対面授業拡大に向けた学長メッセージ

令和3年10月15日

学生・保護者の皆様へ

跡見学園女子大学

学長 笠原 清志

 

今後の対面授業拡大に向けた学長メッセージ

 

今般、コロナ感染に関する緊急事態宣言が解除され、その後も新規感染者数は減少の傾向が続いています。この状況を受け、本学では「秋学期における授業形態のレベル」を、現在「レベル3」としているものを引き下げ、今後、対面授業実施を大幅に拡大する方向で検討を進めています。10月21日(木)を目途に新たな方針を公表し、一定の周知期間を経た後、紫祭(大学祭)終了後の11月2日(火)より新しい形態で授業を行うことを予定しています。新たな方針はホームページおよびポータルにてお知らせいたします。

昨年4月以降、コロナ禍により大学の授業は遠隔中心で行うことを余儀なくされてきました。私は、遠隔授業の長所も十分に認めますが、やはり対面での授業こそが大学教育の基本であると一貫して申し上げてきました。それは、学生の皆さんが学びを深めるためにも、社会性を身につけ人間として成長するためにも、教員との人格的交流や学生相互の直接的なふれあい、協働が不可欠であると確信するからです。

ようやく、大学が本来の姿を取り戻し、学生の皆さんがキャンパスに集い多くの授業を教室で学べるようになる時期が近づいてまいりました。学生・保護者の皆様、そして教職員もこのような時期が来ることを切に待ち望んでいたことと思います。しかし、コロナ感染が終息した訳ではありません。今後、感染が再拡大する可能性も十分にあります。焦らず、一歩一歩着実に進めていきたいと考えています。皆様も引き続き基本的感染防止対策に十分ご留意いただきたいと思います。

なお、健康上の理由により登校しての授業参加が難しい場合には、引き続き遠隔での対応も継続してまいります。また、遠隔授業が長く続き、他者との交流の機会が限られていたため、「これから友達はできるだろうか」「周りの人とうまくやっていけるだろうか」等、今後の学生生活に不安を感じている人もいるかと思います。そういった悩みや不安にもしっかり対応できるよう、交流機会の拡大や相談体制の充実等も図っていきたいと考えています。

希望は見えてきました。しかし、学生の皆さんが入学前に思い描いていた学生生活を送れるようになるためには、まだまだ乗り越えなければならない課題がたくさんあります。学生も含め大学構成員全員で協力して、一日も早く本来の大学の姿を実現できるようにしていきたいと思います。引き続き皆様のご理解とご協力をお願いする次第です。

 

以上