2025年10月2日
【現代文化表現学科】要真理子教授『図書新聞』に訳書の書評が掲載されました

◆現代文化表現学科の要真理子教授の専門は、美学・芸術学。英米のモダニズム美術作品と、その言説に関わる研究をしています。
1949年に創刊された、歴史のある週間書評紙『図書新聞』第3705号(2025年9月27日)にウィンダム・ルイス著/要真理子訳『芸術を知らぬ建築家たちへ 寓話「カリフのデザイン」仕儀』(水声社・2025年3月刊行)の書評が掲載されました。評者は英文学者の秦邦生先生(東京大学准教授)です。
20世紀初頭の同時代に影響を与えただけでなく、21世紀のインターネット社会の共同体や人間存在についても予見したルイスの美学理論はとても刺激的でもっと注目されてよいはず!
書評にあるように、ルイスの原文には、皮肉や反語、誇張や類比がふんだんに使われていて「慣れない読者には、その議論の真意を見極めるのはしばしば困難かもしれない」のですが、読み解く意義は十分あるので、秦先生の書評を手掛かりにぜひ本書を読んでいただければ幸いです。(訳者より)
◆『図書新聞』第3705号(2025年9月27日)
https://toshoshimbun.com/news_detail?article=1758164922683×283088400400777200