収蔵品を19年ぶりに公開する『百人一首展』/学園創立150周年を記念して開催

本学は学術研究のために収集した、室町時代からの写本、巻子本、錦絵、かるた、双六など約3000点の「百人一首コレクション」を所蔵しています。今年、学園創立150周年を迎えたことを記念して、その貴重なコレクションの一部を特別公開する『百人一首展』を、10月に新座キャンパス図書館で開催します。一般公開は2006年以来19年ぶりです。入館料は無料。多くの方のご来場をお待ちしています。
【跡見学園創立150周年記念 『百人一首展』 概要】
会 期:10月4日(土)~22日(水)※日曜日と10月14日(火)は休館
10月25日(土)と26日(日)の大学祭「紫祭」期間も公開
時 間:[平日] 9〜18時 [土曜日] 9〜14時
[紫祭] 10〜18時 (10月25日) / 10〜17時 (10月26日)
会 場:跡見学園女子大学 新座キャンパス図書館展示室
入館料:無料
アクセス:JR武蔵野線「新座駅」より大学バス約7分/東武東上線「みずほ台駅」より大学バス約10分/同「志木駅」より西武バス約15分
※大学バスは無料でご利用いただけます。
【展示品について】
百人一首コレクションの中から選りすぐりの23点を特別公開します。
戦国時代の天台宗の僧であり、天台座主に就いた曼殊院准后(覚恕法親王)の筆による『百人一首』(和巻写)は、流麗な筆遣いが見事な貴重な巻子本。『ひゃくに』(書写者不明)=写真1=は室町末期の作品で、所蔵品の中で一番古く、小倉百人一首や百人秀歌とは歌順が異なる箇所も存在する珍しい資料です。そのほか、江戸時代の錦絵による色彩豊かな『百人一首絵抄』=写真2=や、『小倉擬百人一首』=写真3=などを展示します。また、図書館内で百人一首に関連する書籍を企画展示していますので、あわせてお楽しみください。
【本学の百人一首コレクションとは】
小倉百人一首から異種百人一首まで3000点以上の資料を有し、室町時代からの貴重な写本、各種版本、巻子本、錦絵、かるた、双六、注釈・研究書、女性教養書、外国語訳、工芸品に至るまでの幅広い百人一首関連の資料を収蔵しています。1977(昭和52)年に国立国会図書館の「特殊コレクション要覧」に加えられ、日本有数のものとして高い評価を得ています。2008(平成20)年にはデジタル・アーカイブ化に着手し、精選した約300点の目録情報と画像を一般にも公開 https://atdailib2.atomi.ac.jp/repo/repository/hyakunin/ しています。
【百人一首展の問い合わせ先】跡見学園女子大学 新座図書館/TEL:048-478-3864
【写真1】室町末期の『ひゃくに』
【写真2】『百人一首絵抄』和泉式部 【写真3】『小倉擬百人一首』紫式部