マネジメント学科・中西哲ゼミ2年生が花王グループ向け戦略提案プロジェクトを実行しました!
マネジメント学科・中西哲ゼミ2年生(企業戦略入門/14名)は、現実の企業課題に取り組むPBL(Project Based Learning)を導入し、経営学の実践的な学びに取り組んでいます。
この度、花王株式会社、花王グループカスタマーマーケティング株式会社(以下「花王グループ」)のご協力を得て、「花王の強みを活かし、会社の成長にも社会課題解決にも貢献するビジネスを提案せよ」という課題をいただき、プロジェクトを実行しましたのでご報告いたします。なお、マネジメント学科中西哲ゼミナールが花王グループ様にご支援いただくのは3年連続となります。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
プロジェクトの実施にあたっては、初回のイントロダクションと最終回に花王グループカスタマーマーケティング株式会社ICBD部門一体運営部部長内海雅路様と社会コミュニケーション部門企画推進部部長松田紀子様、同関越地区部長盛久志様、同関越地区成田昌子様にオンライン及び対面でご登壇いただきました。ご講評では学生たちの取り組み姿勢を高くご評価いただくとともに、提案内容の実現のために不足している視点などを鋭くご指摘いただきました。学生たちにとっては、大学内では得られない貴重な学習機会になり、大きな自信にもつながりました。
なお、この取り組みはオンラインと対面で推進しプレゼンテーションは動画ファイルを事前にご提出する形で実施し、最終報告時に対面でのプレゼンテーションも実施しました。
【各チームの提案】
Aチーム:「Sea and Me だから私は海と組む」
生理用品の廃棄問題が海洋汚染の原因の第5位になっていることに着目したビジネス提案。これまでタブー視されていて十分な取り組みがなされてこなかった生理用品のプラスチックゴミ削減を実現するため、外装の紙シフト、生理用ナプキンの新たな商品「くるりんぱポケット」を実際に開発し花王グループ様に提供した。
Bチーム:「一人でも多くの人に自信をージェンダーフリーコスメで社会的理解を促進しようー」
近年急速に注目されているLGBT問題に着目。とりわけ生物学的には男性だが性自認は女性のMTFが自由に化粧を嗜める環境を構築することで花王グループの化粧品売上も向上させようとする取り組み。多数のアンケート調査や実際の花王グループの店舗訪問、スタッフ様へのインタビューなどから新たなブランド展開と店舗展開を提案した。
Cチーム:「JKだって世界貢献できる!アジアの女子高生に向けたエシカルキャンペーンの展開」
花王グループはアジアの企業で唯一15年連続「World Most Ethical Companies(世界で最も倫理的な企業)」を受賞している。この強みを活かし、アジアの女子高生に向けてインスタグラムを通じたビオレ商品のパッケージデザイン募集を中核としたエシカルキャンペーンを展開する取り組み。女子高生向けのアンケートなどを踏まえ日焼け止め商品に焦点を絞り、SNSマーケティングの具体的な手法まで踏み込んだ提案。
なお、上記Aチームの提案については、とりわけ高くご評価をいただき、後日担当事業部様宛にプレゼンテーションさせていただく機会をいただきました。
*中西哲ゼミ2年生プレゼンテーション、花王グループカスタマーマーケティング 内海雅路部長様(中央下段)、松田紀子部長様(右側中段)、成田昌子様(右側下段)
*プレゼン動画サムネイル