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2025年12月8日
施設 大学

創立150周年記念式典にて跡見学園女子大学情報科学芸術センター設立を発表

2025年11月29日(土)、学校法人跡見学園創立150周年記念式典・祝賀会が開かれ、その中で「跡見学園女子大学情報科学芸術センター」の設立が発表されました。

本センターは、アートと情報科学の交差点に立った「生命・知覚・社会の新しいモデル」を創出する研究・教育拠点として2026年4月オープン予定で、「Atomi Information Science and Arts Center」略して、通称「AISAC(アイザック)」と呼びます。

AISACは、跡見学園女子大学が未来の女子教育とAI社会をつなぐモデルケースとなることをめざします。教育・研究・社会発信を三位一体で進め、少子化時代における新しい女子教育の方向性を国内外に示します。

設立発表では、小仲信孝学長によるセンター設立の発表とセンター長に就任予定の池上高志氏の紹介が行われ、新しい研究への期待が寄せられました。

続く池上高志氏のあいさつでは、長く複雑系・人工生命の研究に携わり、アーティストとしても活動してきた自身の経歴を踏まえた上で、AISACは、これまで150年の歴史を作ってきた跡見学園が、新時代の思想を育む場所になると述べました。
月から地球を望む映像が発表されたときハイデガーが「惑星的思考」を提唱したことを始め、ルービックキューブ、映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」、「ChatGPT※」などを例に上げ、これからAIの活用により性別・年齢を問わず誰もがアーティストとなり、サイエンティストとなる時代の中で、研究を通じて新しい社会を作っていく決意が表明されました。
※ChatGPTは、OpenAI社の登録商標または商標です。

 

【センター長プロフィール】
池上 高志(イケガミ タカシ)
現 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 教授
[主な経歴・研究]
東京大学理学部物理学科卒、東京大学大学院理学系研究科物理学修了、理学博士。
「人工的な生命現象をつくること」を研究テーマに「生命とは何か」を一貫して追究。アンドロイド(人造人間)を使ったアート活動にも取り組む。2025年大阪・関西万博ではパソナ館の展示「生命進化の樹」監修として携わった。