跡見伝統の「学長との懇話会」で学生会本部が授業や施設について要望を伝える

大学生活をより良いものにすることを目的に、学生の代表が学長に直接、授業や学内施設などについての要望を伝える「学長との懇話会」が9月8日、文京キャンパスで開かれました。
「学長との懇話会」は形を変えながら50年以上続く学生会本部が主催する対話集会です。この日は本部員の学生28名が参加。教職員からは小仲信孝学長をはじめ、塩月亮子、石田信一両副学長、櫻川幸恵学生サポートセンター長など11名が出席しました。

在学生から寄せられた小仲学長への19の質問に1時間をかけて説明
学生会本部会長の都築奈々さん(現代文化表現学科3年)が、「皆さまと直接お話ができるこの機会を、学生一同楽しみにしていました」と挨拶した後、小仲学長は、「学生の皆さんから直接意見を聞くことで、私たちが気づけなかった問題も発見できます。本日いただくご意見は、改善を進める一助にしたいと考えています」と語り、質疑に入りました。
学生会本部は事前に在学生へのアンケートを実施。寄せられた約30件の大学側への要望や意見の中から、「授業」「大学内の施設」「大学バス」「図書館」「大学の方針」「学生食堂・生協」「学生生活」に関する19項目の質問をし、小仲学長はその一つひとつに対し、現状を説明して理解を求めたり、改善策の検討を約束したりしていました。昨年の懇話会などで出ていた学生からの要望を受けて10月から、新座キャンパスの学食のメニュー増や文京キャンパスでテイクアウト弁当を曜日限定で販売する準備を進めていることも伝えていました。
この日の質疑応答の詳細は学生会本部がまとめ、大学ポータルで報告する予定です。

小仲学長と一緒に学生会本部の役員が最後に記念撮影
1時間に及んだ懇話会を終えて会長の都築さんは、「他大学の学生会本部とも交流がありますが、学長と直接対話できる学生会はほんとに数が少ないです。その中で50年以上も、学長をはじめ教員や職員の皆さんが、毎年学生たちの意見に耳を傾けてくださるのはありがたいですし、とても貴重なことだと思います。大学のためにも、学生のためにも、懇話会をこれからも続けていけたらと思います」と話していました。