【現代文化表現学科】元永ゼミ生考案の<推し活バッグ>がワークマン秋冬製品発表会で展示

残暑が厳しい9月1、2日。現代文化表現学科の元永純代准教授のゼミ生が、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開かれた「ワークマン秋冬製品発表会 WORKMAN EXPO2025秋冬」に、同社新商品の❝企画開発者❞として参加しました。
ファッション文化を研究する元永ゼミでは、株式会社ワークマンとの産学連携企画として共同開発した推し活バッグ『#推しごとーと』を商品化。企画提案したチームのゼミ生5名とゼミ長、副ゼミ長が、会場の展示ブースで商品説明をし、ワークマン公式のインスタライブにも登場しました=上写真は『#推しごとーと』全6色を提げた元永ゼミ生
元永ゼミでは2024年度にワークマンと商品開発の取り組みをスタートさせました。「女子大生」と「子育て中のママ」をターゲットとする新商品の提案という課題に対し、店舗見学や本社でのオリエンテーションを受けた後、ゼミ生が7チームに分かれて商品企画を立案。昨年12月に同社社員へのプレゼンテーションを経て採用されたのが、推し活バッグ『#推しごとーと』です。社員のアドバイスを受けながら、デザインや機能面のブラッシュアップを繰り返し、約1年半をかけて商品化が実現しました。

商品企画のスタートから発売までの道のり
需要が高まっている“推し活”に着目したワークマン初となる〈推し活バッグ〉は、学生たちのリアルな要望を具体化し、こだわりの機能が盛りだくさんです。
🔶使用シーン
ライブやイベントでの“推し活”シーンを想定した収納力とデザイン性を備えつつ、通勤・通学といった日常生活にも馴染む機能性を兼ね備えています。ノートPC、ドリンクボトルが収まる仕切りを設けることで、学生や社会人の普段使いにも便利な仕様にしました。推し活と日常をシームレスにつなぐ、新しいライフスタイルバッグを目指しています。
🔶詳細
【商品名】#推しごとーと
【価格】2,500円(税込)
【カラー】オフホワイト、ベージュ、ピンク、サックス、ラベンダー、ブラック
【サイズ】約15ℓ
【販売店舗】全国のワークマンカラーズ、#ワークマン女子、他一部店舗で8月末より販売
大きなうちわやペンライトなどが入る大容量でマスコットホルダーも付けました
商品のお披露目の場となった製品発表会場の展示ブースには、多くの来場者が訪れてバッグを手に取り、ゼミ生にこだわりの機能を熱心に聞いていました。「これ、女子大生が考えたの?!」と驚かれたり、推し活中の人からは「機能的ですね」とほめてもらったり。ユーザーの声に触れて、学生たちは手ごたえを感じたようです。

製品発表会場で商品説明をするゼミ生たち
学生たちは、「欲しかった機能をワークマンの方が反映してくださいました。実際に商品になったのを見て感動しました」「店舗で買われたバッグを持って会場に来てくれた方もいて、本当に嬉しかったです」と、やり遂げた嬉しそうな顔でバッグをながめていました。
実践を通じてファッション文化を学ぶ元永ゼミでは、ユーザー自身が製品の創造・改良を行う〈ユーザー・イノベーション〉の研究に取り組んでいます。企業との協働を通じて、学生が生活者の視点から新しい価値を生み出す力を養うことを重視しており、今後もワークマンとの産学連携活動を続けていきます。
【元永ゼミURL】
元永 純代 | 跡見学園女子大学 ATOMIの教員紹介サイト