【地域交流センター】地元の祭り「文京朝顔・ほおずき市」に学生たちがボランティア参加

夏到来を告げる「文京朝顔・ほおずき市」が7月19、20日、傳通院など文京区内4つのお寺を会場に開かれました。今年で40回目を迎えたこの夏祭りに、まちづくり学科の土居洋平教授のゼミ生15名と、地域交流センターの呼びかけに応じたボランティアの学生7名が準備段階から参加。親子で楽しめる企画などを用意して来場者を笑顔で迎えました。
文京朝顔・ほおずき市は、小石川界隈の歴史や文化を伝えるお祭りとして毎年7月に開催。文京礫川(れきせん)地区の町会が中心となった実行委員会が運営する住民主催のイベントです。小石川は、明治期に校舎を構えていた跡見学園ゆかりの地。そうしたご縁から跡見学園は祭りの運営に10年以上関わってきました。

親子連れが絶えなかったうちわの絵付け体験
数百の朝顔の鉢が参道に並んだ傳通院の境内で、土居ゼミ生たちは、ゼリー入りジュースの販売=トップ写真=と、うちわの絵付け体験を企画。クレヨンやカラーペンを使って白地のうちわに絵を描く子どもたちに笑顔で話しかけ、手ほどきをしていました。19、20日ともに気温が33度に達した炎天下で、ゼリー入りジュースの売れ行きは好調でした。
今年初めて参加したという、まちづくり学科の2年生は「地域に根差したお祭りに興味があったので参加しました。子どもたちがすごく元気で、のびのびとした絵を描いてくれるので、企画して良かったと思います」と充実した表情を見せていました。

「小さなお客様」に笑顔でおもてなしする学生たち
一方、傳通院の本堂前では、地域交流センターのボランティアに応募した学生たちが、同院にお墓のある徳川家康の孫の千姫と、家康の母である於大の方をキャラクター化したイラストパネルと一緒に記念撮影する人たちをお手伝い。小さな子どもに段ボール製の兜や鎧を着せて武将姿にし、夏の思い出の1枚を演出していました。千姫と於大の方のイラストは人文学科の卒業生の作品で、昨年に続いて登場し、人気の撮影スポットになっていました。
ボランティア参加したコミュニケーション文化学科の3年生は「大学近くのお祭りが、どんな雰囲気なのか、千葉の地元との違いはあるのかなどが気になって参加しました。地元のお祭りは夕方からですが、ここは朝からにぎわっていて、活気を感じます」。朝7時半に集合して15時まで、汗をぬぐいながら来場者との交流を楽しんでいました。