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2025年6月17日
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【現代文化表現学科】ゲスト講義「複合的なイメージの読み解き方」について学びました(現代文化表現学特殊講義イメージC)

66日(金)3時限目、3・4年生を対象とした「現代文化表現学特殊講義イメージC」の授業で、京都精華大学国際文化学部教授の前田茂氏をゲスト講師にお迎えし、「複合的なイメージの読み解き方」についてお話をしていただきました。

前田先生のご専門は、美学・芸術学。とくに映画論、イメージ文化論において複数の著書や訳書を出版されてきました。大学教育のテキストとしては、自著『イメージ』上下巻のほか、フランスのリセで使用されている『イメージ・リテラシー工場』、ゴールド・スミス・コレッジのショーン・ホールの著作『イメージと意味の本』を訳出しています。

一般的にマンガも映画も「フレーム」の中に示されるイメージを並べることによって、物語を伝えます。ただし、映画が音声によっても物語を伝えるのに対して、マンガは文字を使うことから、授業では絵柄イメージと文字イメージの違いとそれぞれの特性が解説された後に、映画のフレームならびに奥行きと音響/音声の関係に即して、マンガにおける文字にも、絵柄イメージとの関係で複数の種類が区別されること、そしてこのように区別された文字と絵柄イメージが複雑に組み合わさることによって、物語が紡がれることが説明されました。そのうえで、ページ内のフレーム同士の並べ方には、それが紡ぎ出す物語との関係で作者の工夫が認められることを説明していただきました。

 

「文字の羅列をマンガにする」という課題に挑戦!!