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2024年8月20日
学生 受賞

【ディズニー研究会】3大学の合同発表会で3年生が最優秀プレゼン賞を受賞

跡見学園女子大学、早稲田大学、桜美林大学の学生によるディズニー研究会の合同発表会が7月に開かれ、参加学生と教員らの投票で、本学の観光デザイン学科3年、千野心優さんの研究発表が「最優秀プレゼン賞」に選ばれました。エントリーした14の研究発表のなかで全体の4割を超える票数を獲得した断トツの1位。千野さんは「ディズニーが大好きなことと、専攻する観光学の学びを活かせた賞なのでとてもうれしいです」と喜びを語りました。

千野さんの発表テーマは『東京ディズニーシーから考える~トラッシュカンの秘密』。東京ディズニーリゾートにゴミが少ないのはなぜかに着目。その理由を、米国の犯罪学者ジョージ・ケリングが提唱した「割れ窓理論」(割られた窓ガラスをそのままにすると、さらに割られて街全体が荒廃してしまうという理論)を踏まえ、トラッシュカン(ゴミ箱)が非常に多いからではないかと仮説を立て、自ら検証したリポートを発表しました。

ゴミ箱と思わせない環境に溶け込んだデザインのトラッシュカン=千野心優さん撮影

 

千野さんが、東京ディズニーシーの8つのテーマポートすべてを2周巡って確認したトラッシュカンの数は計186個(レストランとカフェ、アトラクションの待機列のQラインを除く)。テーマポートによってトラッシュカンの設置数が異なっている理由を、フードワゴンや自動販売機の数や配置との関係性から解き明かしています。

さらに、トラッシュカンのデザインが18種類あり、周りの環境に合わせて色合いや質感、デザインを変えているという細部のこだわりについても撮影画像を使って説明しました。

 

3大学のディズニー研究会合同で開かれた発表会

 

千野さんは、マネジメント学部の山澤成康教授の授業「ディズニーランドで学ぶ経済学」を履修し、ディズニー研究会には2年生の秋から参加。研究発表は今回で4回目でした。

調査を通して見えてきたことは、「トラッシュカンをただ置いているのではなく、ゴミ回収のコストパフォーマンスや、夢の空間を興ざめさせないホスピタリティを考えて配置されていることがよくわかりました」と話し、合同発表会への参加については、「他大学の学生の語彙力やプレゼンでの説得力が学べて、自分も負けずに質を高めようと思う場になりました」と千野さん。達成感が笑顔に表れていました。