桜咲く新座キャンパスで令和6年度入学式を挙行
新入生を歓迎するかのように開花を始めた約200本の桜が美しさを増す跡見学園女子大学新座キャンパス（埼玉県新座市）で4月3日、第60回入学式を開催しました。文学部208名（編入生1名を含む）、マネジメント学部105名、観光コミュニティ学部89名、心理学部97名の学部新入生と、大学院人文科学研究科修士課程入学者15名が、列席した500名を超える保護者の皆さまに見守られながら、跡見学園での4年間の学びをスタートさせました。
桜並木を歩く新入生
小仲信孝学長は式辞で、中学・高校とコロナ禍での生活を余儀なくされた今年の新入生に向けて、「不自由な生活を強いられてきた分、これからの大学生活のなかで取り戻してほしいと願っています。じっくりと自分自身と対話しながら、納得のいく『なりたい自分』を見つけ出してください」と話し、学生生活を始めるにあたって学長として望むことを語りかけました。
「『なりたい自分』を現実のものとするためには行動が不可欠です。跡見学園女子大学の教育目標は『自律し自立した女性』を育成することです。『自律し自立した女性』とは、多様な選択肢があるなか、どのような職業に就き、どのような人生を送りたいか、自分自身で決定できる女性のことです。4年間の学修によってキャリアデザイン能力を磨き、自らの手で夢を実現してください」
小仲信孝学長による式辞
跡見学園は明治８（1875）年、画家や書家としても名を馳せた教育者の跡見花蹊（あとみ・かけい）が創設した『跡見学校』を起源としています。女性が『自律し自立する』ことが困難な時代にあって花蹊は、常識に囚われることなく、女性の自己実現を後押しするために私立の女子教育機関を、日本人女性として初めて設立した時代の先駆者でした。
跡見学園は来年の令和7（2025）年に創立150周年を迎えます。小仲学長は「女子大学にはジェンダーバイアス（女性だから、女性らしくといった女性の可能性を狭めてしまう常識や思い込み）がありません。一人ひとりがあくまで自分らしく、自然体で成長していくことができます。4年後の皆さんの大いなる成長を期待しています」と新入生を励まし、式辞を締めくくりました。
続いて祝辞に立った跡見裕理事長は、「この日を迎えた今、期待の一方で不安もあるでしょうが、心配することはありません。跡見学園の教職員は極めて優しく真剣に、君たちの相談に乗り、君たちとともに歩んでくれるはずです。150周年を迎える伝統ある学園は、それだけ社会に多彩な人材を輩出しているということです。そのなかに君たちが加わることを本当にうれしく思います」と歓迎の言葉を述べました。
跡見裕理事長による祝辞
最後に、文学部人文学科に入学した伊藤綺花さんが新入生を代表し、小仲学長を前に宣誓文を読み上げました。
という力強い宣誓で入学式を終えました。
小仲学長を前に宣誓文を読み上げる新入生代表 伊藤綺花さん
🌸 跡見学園女子大学での学びや大学生活に期待することを、晴れやかな日を迎えた入学者に聞いてみました。
◇文学部 コミュニケーション文化学科1年生
Q：コミュニケーション文化学科を志望したのはなぜですか？
A：高校は外国語科に在籍していたので、引き続き英語と中国語を学びたいと思ったことが一つと、手話やアナウンスの授業にも興味があって、自分のやりたいことが学べる学科だと思い選びました。
Q：4年間でどのような自分になりたいですか？
A：アドミッションポリシーにもある「自律し自立した女性」ということもそうですが、人から信頼される人になりたいと思います。そして、もっと自分のことが好きになれるように、好きなことを見つけて伸ばしていけたらと思っています。
◇心理学部 臨床心理学科1年生
Q：臨床心理学科を希望したのはなぜですか？
A：子どもの心の発達を学びたいと思って志望しました。オープンキャンパスで図書館を見学して、豊富な蔵書ときれいな環境が気に入りました。
Q：4年間でどのような自分になりたいですか？
A：オープンキャンパスで明るい学校だなと感じたのですが、その明るさを自分の中にも取り込んで、4年間がんばりたいと思います。
◇マネジメント学部 マネジメント学科1年生
Q：マネジメント学科を希望したのはなぜですか？
A：「企業マネジメント」「公共マネジメント」「文化マネジメント」の3つ分野から選べて学べることに興味をもちました。
Q：4年間でどのような自分になりたいですか？
A：跡見学園女子大学が掲げる「自律し自立した女性」になりたいです。
◇観光コミュニティ学部 観光デザイン学科1年生
Q：観光デザイン学科を希望したのはなぜですか？
A：人と話すことが好きなので観光を選びました。経済を含めた観光全般が学べることに魅力を感じましたし、オープンキャンパスで先生方の人柄に触れて良いなと思いました。
Q：4年間でどのような自分になりたいですか？
A：観光業界に貢献できる人材になれるようにしっかりと学んでいきたいです。