学部・大学院

心理学部 臨床心理学科

心理学の知識と技術を仕事・社会・人生に活かす女性を育成します。

多様なフィールドで求められる“こころの専門家”。幅広い進路に対応したカリキュラムで応えます。
人のこころの不思議さや複雑さ、身体とこころの関係などを理解し、支援を必要としている人へ援助の手を差し伸べられる能力を身につけることはもとより、さまざまな実習に参加することによって、幅広い領域の心理学を学ぶことができます。

学科の特色

3つの履修モデルで幅広い心理学の分野に対応

臨床系、発達・教育系、社会系、実験系等、幅広い領域に対応した科目を設定。広い視野を育み、多様な分野で活躍できる人材の育成を目指します。自分の将来や目標に合わせ、3つの履修モデルを参考にして自由にカリキュラムを選択して学ぶことが可能です。

  • 「プロフェッショナル」モデル
  • 「ワーク」モデル
  • 「ライフ」モデル

学びのポイント

1)広い視野で心の理解をめざすカリキュラム

保健医療分野、福祉分野、教育分野、司法・犯罪分野、産業・労働分野の5分野から興味に合わせて学びを深めることができます。心の複雑さを知ることで、困難を抱える人々の個性を受け入れ、理解する力を育みます。

2)3つのスタイルで学ぶ実践的心理学

知識を身につける「講義型」、実際に体験して学ぶ「演習型」、現場で学ぶ「実習型」の3つの授業スタイルで、心理学分野で重要とされる、人を理解し、人を支援するための知識と技術を身につけます。

3)現場での実習は適性を見極める機会に

小・中学校を始めとした80時間以上に及ぶ実習や、福祉施設や教育相談施設などの見学は自らの適性を見極める貴重な機会です。援助サービスの方法を学ぶとともに、臨床心理業務の実態を肌で感じることができます。

目指せる仕事・取得可能な資格

公認心理師、臨床心理士などの資格取得に必要な専門知識を体系的に学 べる履修モデルがあり、大学院進学もサポートしています。また、マーケティングの分野で消費者心理分析を使うなど、一般企業での活躍も期待されます。

  • スクールカウンセラー
  • 児童相談所職員
  • 教育機関や医療機関での相談員
  • 企業のマーケティング部門
  • 企業の研究所
  • 介護・障害者福祉関係
  • 被災地などでの心理的ケア

取得可能な資格

  • 公認心理師(大学院修了後または実務経験後、受験資格)
  • 臨床心理士(指定大学院修了後、受験資格)
  • 認定心理士
  • 認定健康心理士(受験資格)
  • 司書

学科の学びが生かせる資格

  • 産業カウンセラー

授業内容の紹介

心理学的な観点から健康と医療を幅広く学ぶ

健康・医療心理学

【前場康介 講師】

健康と医療は、我々にとつて欠かすことのできない大事なものです。この授業では、健康の促進や疾病予防、治療の方法について心理学的観点から学びます。 日常の場面から保健医療の場面までを合めた幅広い内容を扱いますので、日々の生活にも役立つことが多くあるでしよう。また、授業の中で学生の皆さんが抱いた疑間を重視し、Q&A形式でその疑間を検討する時間を設けています。他の学生がどのようなことを感じ、関心を向けているのかを知ることで、理論の修得だけでは分からない多面的な理解を得ることができるはずです。

モノの見え方や感じ方を客観的に分析し、
「個人差」について研究

心理学実験

【阿部洋子 教授】

「人間には、個人差がある」と言われますが、科学的な方法を用いて測定すると、そのズレは予想外に小さいことがわかります。故に「ズレ=個人差」は、興味深い研究対象になるのです。この授業では実験を通して、見え方や感じ方を客観的に分析します。きっと驚くような発見ができるでしょう。

カウンセリングの面接を通しての、
心理教育的援助におけるアセスメントを学ぶ

心理教育的アセスメント

【宮崎圭子 教授】

アセスメントは、「理解する、対策を立てる、対処する」というプロセスを繰り返して、よりよい援助の方向性をたえず模索していく過程です。面接によるアセスメントを概説し、ワークを通して理解を深めてもらいます。最終的には、 具体的事例を用いて、実際にアセスメントを行ってもらいます。

「遊び」と「表現」によるコミュニケーションを知る

遊蔵・芸術療法

【松嵜くみ子 教授】

心理療法としての遊戯療法・芸術療法を学びます。まず、第1の段階として、学生自身が 自由で守られた時間・空間の中で「遊び」「表現」を体験し、その後、理論的な整理を試みて、遊戯・芸術療法の概要を理解することをめざします。「遊び」「表現」を媒介として、自分自身やあまり知らない相手ともコミュニケーションができることを学びます。

【酒井佳永 准教授】

臨床心理学演習(ゼミ)

ゼミによって異なる特定のテーマについて、担当教員の指導のもと、様々なグループワークや課題に取り組みます。それにより、学生が主体的に学び、ゼミ生同士の絆も深まります。酒井ゼミでは「医療領域における臨床心理士の役割、こころの問題の理解やその支援」をテーマにしたグループでの研究・発表や「自分を客観的に観察し、他者の言葉にも、耳を傾ける姿勢」を修得するための「自己理解」と「他者理解」のワークを行いました。

履修モデル

「プロフェッショナル」モデル

(※は公認心理師 対応科目)

1年 2年 3年 4年
総論
  • 心理学概論
  • 臨床心理学概論
  • 心理学研究法
  • 知覚・認知心理学
  • 学習・言語心理学
  • 発達心理学
各論
  • 神経・生理心理学
  • 感情・人格心理学
  • 心理学的支援法
  • 公認心理師の職責
  • 関係行政論
  • 健康・医療心理学
  • 福祉心理学
  • 障害者(児)心理学
  • 産業・組織心理学
  • 司法・犯罪心理学
  • 精神疾患とその治療
  • 子どものこころとからだ
特殊演習
  • 心理演習
  • 心理的アセスメント
実習
  • 心理学実験
  • 心理実習B
  • 心理実習A
研究入門・演習
  • 心理学統計法
  • 臨床心理学演習ⅠA
  • 臨床心理学演習ⅠB
  • 臨床心理学演習ⅡA
  • 臨床心理学演習ⅡB
卒業論文・卒業研究
  • 卒業論文・卒業研究
自学科専門科目
他学部専門科目
  • 教育・学校心理学
  • 社会・集団・家族心理学
  • 人体の構造と機能及び疾病
  • 教育相談及びカウンセリング
  • 力動論的アプローチ
  • 心身医学
  • 学校臨床心理学
  • 臨床教育学
  • 発達障害の心理と指導援助
  • 認知行動療法
  • 家族療法論

カリキュラム表

前期課程

科目区分 修得要件 1年次 2年次
授業科目[]は単位
総論 4単位
  • 心理学概論[2]
  • 臨床心理学概論[2]
8単位以上
  • 心理学研究法[2]
  • 知覚・認知心理学[2]
  • 学習・言語心理学[2]
  • 発達心理学[2]
  • 社会・集団・家族心理学[2]
  • 心理学史[2]
  • 教育・学校心理学[2]
  • 健康教育概論[2]
  • 人体の構造と機能及び疾病[2]
研究入門 2単位 心理学統計法[2]
実習 2単位 心理学実験[2]
合計 20単位以上

後期課程

科目区分 修得要件 3年次 4年次
授業科目[]は単位
各論 24単位以上
  • 神経・生理心理学[2]
  • 視覚と芸術の心理学[2]
  • 感情・人格心理学[2]
  • 言語心理学[2]
  • 思考心理学[2]
  • 道徳心理学[2]
  • 青年期の発達心理学[2]
  • 高齢者の心理学[2]
  • 心理学的支援法[2]
  • 力動論的アプローチ[2]
  • 認知行動療法[2]
  • 家族療法論[2]
  • 心理教育的アセスメント[2]
  • 健康心理アセスメント[2]
  • データ解析[2]
  • 実験計画法[2]
  • 公認心理師の職責[2]
  • 関係行政論[2]
  • 臨床教育学[2]
  • 学校臨床心理学[2]
  • 発達障害の心理と指導援助[2]
  • キャリアカウンセリング[2]
  • 健康・医療心理学[2]
  • 健康心理カウンセリング[2]
  • 福祉心理学[2]
  • 障害者・障害児心理学[2]
  • 産業・組織心理学[2]
  • 産業カウンセリング[2]
  • 司法・犯罪心理学[2]
  • 精神疾患とその治療[2]
  • 心身医学[2]
  • 子どものこころとからだ[2]
特殊演習 1単位以上
  • 心理演習[2]
  • 遊戯・芸術療法[1]
  • 心理的アセスメント[1]
実習
  • 心理学実習A[1]
  • 健康心理アセスメント実習[2]
1単位以上
  • 心理実習B[1]
  • 心理実習C[1]
演習 4単位
  • 臨床心理学演習ⅠA[1]
  • 臨床心理学演習ⅠB[1]
  • 臨床心理学演習ⅡA[1]
  • 臨床心理学演習ⅡB[1]
卒業論文・
卒業研究
2単位
  • 卒業論文・卒業研究[2]
後期課程合計 46単位以上
合計修得単位数 66単位以上

※このカリキュラム表にある科目は予定であり、変更する場合があります。

※履修制限のある科目が一部あります。