
ごきげんよう。 高校2年生は、9月24日(火)〜28日(土)にセルフプロデュース旅行に行ってきました。
今年度より新しく始まった宿泊行事で、従来の奈良・京都への研修旅行をリニューアルしたものです。 最初の3日間はコース別研修になっており、自分の興味や探究テーマに合わせ奈良・大阪・兵庫の3ヶ所から選択します。後半の2日間は学年全員が京都にて自主研修やクラスでの観光を行うといった行程になっています。
奈良コースに参加した生徒たちは日本の伝統文化に触れ、文化遺産の継承にまつわる地域の取り組みや、現状の課題などについて学びました。何十年も前から本校が宿泊させていただいている多武峰観光ホテル様には引き続きお世話になりました。
大阪を選択した生徒たちは、商業都市としての発展や独特な大衆文化を肌で感じ、
自分たちが生活する東京との違いについても知ることができました。
先端企業のSDGsへの取り組みをご紹介いただいたり、
企業家ミュージアムでは創始者の開拓者精神について学びました。
兵庫コースでは、海外文化の影響を受け発展した神戸の異国情緒あふれる
街並みの美しさに感動し、その歴史の奥深さを体感しました。
また、震災学習として阪神淡路大震災でできた断層を見学したり、
被災された方々のお話を伺うなど貴重な機会をいただき、
家族や地域の絆の重さ、災害への備えの大切さを学びました。
京都での2日間は、インバウンド需要の高まりにより外国人観光客で賑わう「京都のいま」を感じつつ、
古都の魅力を存分に味わい研修・観光を楽しむことができました。
4泊5日のうち2日間はグループ別研修ということで、旅行を「自分たちでプロデュース」してきました。個人でセルフプランを考え、グループのメンバーと話し合いを重ね、研修内容を練り上げました。「自分の考える自分」、「仲間から見た自分」を客観的に見つめ直す機会にもなりました。セルフプロデュース旅行は「自分をプロデュースする」旅行でもあります。事前学習や実際の旅行を通して自分への理解を深め、新しい自分を知り、たくさんの気づきを得ることができました。その経験が、実現したい夢や「なりたい自分」に近づいていく上で生徒たちの背中を押してくれることでしょう。