中1サイエンス探究教室<5コース(F組)> 2日目

2024年8月6日

朝起きたら、まずは朝礼、そしてラジオ体操で目を覚まします。

おいしい朝食でエネルギー補給をしたら、まずは浅間山溶岩樹型群に移動します。途中には一面のキャベツ畑が広がり、ここが日本有数の生産地「嬬恋」であることがよくわかります。

この浅間山溶岩樹型群は国の特別天然記念物に指定されており、溶岩流や火砕流に覆われた立木が、燃えたり腐ったりして消失し、そのあとが穴として残ったものです。その中には、ヒカリゴケのような特別な植物も生えていました。そのエメラルドグリーンの輝きは、美しかったですね。

  

続いて、「観察の森」です。この森は、人の手を全く入れておらず、天明の大噴火後の溶岩だらけの大地がどうやって森になるか、すなわち「乾生遷移」を観察するためにあります。 パン皮状火山弾やそれに生えるスギゴケなどの地衣類を観察し、それを土台にして陽生草本が生え、さらに陽生木本や陰生草本、そして陰生木本という変遷をたどることを学びました。観察の森は、現在、ミズナラやアカマツ、シラカンバ、ウルシが繁殖し、陽樹林の段階にありました。また、敷地内を流れる地蔵川は通常は地下を流れる水無川ですが、地上にはV字谷などの侵食地形があり、川の侵食・運搬・堆積の作用が確認できました。 たくさん勉強した後はお昼ご飯でおなかを満たします。

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