【高大連携】東京農業大学実験講座(冬)が行われました

2025年12月29日
  • 教育

クリスマス直前の12月23日(火)に、高大連携協定を結んでいる東京農業大学生命科学部よりバイオサイエンス学科の先生方に来ていただき、「新しい作物を作るには ~かけ合わせからゲノム編集まで~」のテーマの下、実験講習を行いました。参加者は、中2~高2までの20名ほどでしたが、本校の卒業生2名を含め、8名で対応してくださいました。

第一の実験は、ブロッコリーの花芽からのDNAの抽出です。先ずはブロッコリーからフサフサの部分を切り取ります。試薬につけてグリグリと潰し、細胞を壊し、遠心分離した上澄み液にエタノールを加えると、もやっとした白いもの(DNAを含む塊)が出てきました。なかなか感動的です。

第二の実験は、維管束の観察です。スライスしたアスパラガスの茎を、様々な色素に漬け込み、顕微鏡で観察しました。

  

最後には、講義を聞いたり実験を行ったりしたことをもとに、「我々の生活を豊かにしてくれる植物を考えてみよう」というテーマでディスカッションを行いました。中高生の豊かな発想で、「ガン細胞を壊す植物で健康な生活を手に入れる」とか、「塩水で育つ植物を作り、飲み水としての真水を確保する」とか、「苦さを抑えたゴーヤを作る」とか…、様々な意見を出してくれました。どれか一つでも実現できたらいいですね。この中から未来の研究者が現れて欲しいものです。

おすすめの記事