【高大連携】東京理科大学 槇誠司特任教授によるデータサイエンスの出張講義が行われました!

2025年12月18日

東京理科大学の槇誠司特任教授が、データサイエンスとは何か理解するために、10月、11月の4週に渡り中2、中3の数学の習熟度別クラス14クラスすべてに足を運び、授業を実施してくださいました。中学2年生は初めて、中学3年生は去年に引き続き、2回目のデータサイエンスの出張講義となりました。
中学2年生は時刻表や駅の人の利用者数と時間、テレビ番組のデータの提示の仕方について、足の小指をぶつけるかどうか着地時の足のずれ幅の数値など、具体的に様々なデータを取り上げ、生徒はそれらを読み解いたり、データをもとに提案したりしました。
写真は中学3年生が講義を受けた際のものです。

 


中学3年生は駅の利用者と時刻データの読み取り、スマホの利用時間と睡眠時間の相関についての分析、
人と生成AIの学習方法の違いを実際に物の形状や音を生成AIに学習させてみることで学びました。

ここ数年で数多くの大学にデータサイエンス系の学部が新設されています。
これからは文系理系関係なく、研究でも職場でも、社会においてデータを扱うことがこれまで以上に必要となり、
また生成AIも当たり前のように生活の一部となっていくでしょう。
怪しげなデータに踊らされないようにするために、正確にデータを扱う知識を身につけることが求められています。
今回はその重要性や危険性について楽しく学ぶことができたようです。

▼以下生徒の感想▼

・大きな数字や色で強調されたところばかり見てしまっていたけれど、グラフの縦軸や母数などに注目してこれからは正しく、データを読み取り活用していきたい。(中2)

・グラフはメモリを変えたり、円グラフの中心を変えて発信していることがあると言うのを初めて知った。この授業を活かしてこれからの生活ではぱっと見の情報ではなくしっかりと数値を理解して情報を取り入れていきたいと思った。(中2)

・データ一つだけでは意味がなく、他の情報があってからこそのものだと思いました。他にも様々なことがわかりました。ありがとうございました。(中2)

・今までデータを見ても、パッと見ただけの情報しか興味がなかったけど、この授業を通して、データってよくみたら色々な面白さがあるんだなと思いました。(中2)

・もともとデータを見ることが苦手だったけれど今回楽しく学べてデータを読み取ることが得意になれた。そしてもっと難しいデータを読み取ってみたいと思いました。(中2)

・テレビのデータは間違っていないと思っていたけど、よーく見るとメモリのサイズが違うとか面積が違うとか騙されてることが多いなって思いました。(中2)

・ニュースなどはあまりよく見るってことはなく、聞き流していましたが、このような表やグラフが出てきた時、今回学んだことを思い出してみたいと思いました!楽しかったです!(中2)

・AIも私たちと同じように学習をしていると思いましたが、学習方法が全然違うことが分かり、このことを理解した上で適切にAIを使っていきたいなと思いました。(中3)

・学ぶ前まではAIはなんでもわかるし、なんでも識別できると思ってました。しかし、今回AIは表面上だけで判断していると学びAIの頼りすぎはよくないなと思いました。(中3)

・実際にAIを使って物や音を認識させる実験では、「与えられた情報から対象物を判断する」というAIの仕組みを初めて目で見ることができ、とても楽しい授業だった。去年の出張講義よりも、データの見方や未来の予測、AIによるグラフや分析について更に詳しく知ることができた。(中3)

・楽しく学べるように工夫してくださっていて、楽しみながらとても良い勉強になりました。(中3)

・私は今回の授業を通して、データへの苦手意識がなくなりました。今までは読み取ったり、書いたりするのが難しく、あまり好きではなかったけど、江ノ島のデータや電車のデータなどを読み取るのがとても楽しかったです。(中3)

・私はたまにchatGPTを使う時があり、chatGPT自体は生成AIだということは知っていたけれど、物の特徴だけで判断していたことはあまり知りませんでした。また、データから店の利益に繋げていて、データは様々な場面で役立つことだとてもわかりました。(中3)

・データはただの数字ではなく、私たちの生活を便利にしたり守ってくれるものだと知ることができた。データサイエンスと聞くと難しい印象を持つが、毎日の生活でたくさんのデータサイエンスに触れているのだなと感じた。(中3)

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