学園紹介

理事長メッセージ

創立150周年に向けて

理事長:跡見 裕

プロフィール

【プロフィール】

跡見 裕(あとみ ゆたか)
1944年(昭和19年)12月5日 、愛知県出身。日本の外科医。専門は膵臓、胆道外科。

東京大学医学部卒業後、東京大学病院第一外科を経て、杏林大学教授、杏林大学学長を歴任。昭和天皇の手術時は医師団の一員として診療にあたった。日本消化器病学会、日本消化器関連学会機構、日本超音波医学会、日本成人病(生活習慣病)学会、日本膵臓病学会、日本消化器外科学会、日本臨床外科学会の各理事長・会長を歴任。アジアオセアニア膵臓学会を設立し初代のPresident。日本学術会議連携委員、厚労省難治性疾患支援事業主任研究員、日本医師会学術委員会委員長(編集委員長)など多数の医学関係学会の役職を務める。

現在、公益財団法人国際医学研究振興財団理事長、JMAJournal Editor-in-Chief、いばらき医療大使、日中医学協会理事長、医学教育振興財団常務理事、福島県立医大教育研究審議会委員、三機工業社外監査役、JCRファーマ社外取締役。

跡見花蹊と遠戚にあたる適塾出身の蘭学者である跡見玄山から4代目。義兄は宮崎秀樹元参議院議員。令夫人は跡見順子東京大学名誉教授。

【経歴】
  • 1970年(昭和45年)東京大学医学部第一外科医員
  • 1988年(昭和63年)カリフォルニア大学サンフランシスコ校客員研究員
  • 1989年(平成元年) 東京大学医学部第一外科助手
  • 1992年(平成4年) 東京大学医学部第一外科講師、外科教授
  • 1998年(平成10年)杏林大学付属病院副院長
  • 2004年(平成16年)杏林大学医学部長、杏林学園理事、私立医科大学協会理事
  • 2010年(平成22年)杏林大学学長、杏林大学名誉教授(現任)、日本医学教育振興財団理事・常務理事(現任)
  • 2013年(平成25年)大日本住友製薬(現住友ファーマ)社外監査役
  • 2014年(平成26年)癌研有明理事
  • 2015年(平成27年)日中医学協会理事
  • 2016年(平成28年) 福島県立医科大学教育研究審議会委員(現任)
  • 2017年(平成29年) 大日本住友製薬(現住友ファーマ)社外取締役
  • 2018年(平成30年)杏林大学名誉学長(現任)、日本膵臓病研究財団理事長、いばらき医療大使(現任)、和敬塾理事(現任)
  • 2019年(平成31年)国際医学研究振興財団理事長(現任)、三機工業社外監査役(現任)
  • 2022年(令和4年) JCRファーマ社外取締役(現任)
  • 2023年(令和5年) 日中医学協会理事長(現任)

1875年(明治8年)、跡見花蹊先生により跡見学校が開設されました。当時我が国において高等教育機関は極めて少ない状況であり、まして女性を対象とする教育を掲げた施設は殆どありませんでした。女子教育のトップブランドとして長い歴史を有する本学園は、2025年(令和7年)に創立150周年を迎えます。この期間に学園で学び卒業された方々は約86,000人を超え、社会のさまざまな分野で活躍されてきました。これは跡見学園の誇りでもあり、本当に大きな財産といえます。

さて、この150年で、跡見学園は変革を遂げてきました。変革は、跡見花蹊先生が理念とした「自律し自立した女性の育成」をめざし、豊かな教養と高い人格をもち、時代の要請に応える女性を育成し、もって社会に貢献することを目的としたものでした。

学園を取り巻く社会状況は大きく変化しています。女性の大学進学率は上昇しつつありますが、少子化や共学への流れも指摘されています。私どもは我が国における女性教育の先駆け者としての矜持をもち、建学の理念にそった教育を果たすべく努力を続けねばなりません。跡見学園で学んでよかったと実感していただくためにも、跡見学園は150周年を機に生まれ変わる決意をもって進んでいきます。

跡見 裕