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【花蹊記念資料館】企画展「跡見花蹊の書画─中国文化との関わり─」開催のお知らせ

2024年3月21日

 2024年3月22日(金)より5月17日(金)まで、企画展「跡見花蹊の書画─中国文化との関わり─」を開催いたします。

 

 鎖国政策下の江戸時代、長崎での交易が認められた中国からは、さまざまな文物が日本へと流入します。中国より来訪した人々や、舶載された書画・典籍は、日本の文化芸術に多大な影響を与えました。
 跡見学園の創立者で、教育者・画家・書家として活躍した跡見花蹊[天保11(1840)年-大正15(1926)年]も、幼い頃より中国文化に触れて育ちます。摂津国西成郡木津村(現在の大阪市浪速区・西成区)で塾を営む家庭に生まれ、幼少期から書画に親しみ、学芸に励みました。
 当時京都を中心とする上方では、中国の文人を理想とした日本の知識人らによるネットワークが形成されていました。花蹊は、歴史家・漢詩人として名高い頼山陽の門下であった儒者・宮原節庵と後藤松陰に漢籍・詩文・書法を、画家の日根対山に中国趣味の色濃い「南画」の画法を教授されており、こうした修業を通じて中国文化を摂取していったといえるでしょう。
 本展では、花蹊記念資料館のコレクションから、跡見花蹊と中国文化の関わりを示す資料を、花蹊が手掛けた書画を中心に紹介します。徐煕と黄筌、董源らによる中国絵画の学習を経て、独自の表現を追求した《四季花卉図》や《萬山畳翠図》など、花蹊の代表作もあわせてお楽しみください。

 

企画展 「跡見花蹊の書画─中国文化との関わり─」

・会  場: 跡見学園女子大学花蹊記念資料館 展示室1・2

・会  期:2024年3月22日(木)~5月17日(金)

・開館時間:10時~16時

・休 館 日:土曜日・日曜日・祝日

 ※3月23日(土)新座キャンパスにて桜祭開催につき特別開館。

 ※5月11日(土)は開館、5月2日(木)は休館いたします。

・入 館 料:無料

 

【関連イベント】

当館学芸員によるギャラリートーク(所用時間30分前後)

・日  時:⑴2024年4月26日(金)14時40分~

      ⑵2024年5月11日(土)14時30分~

・会  場:跡見学園女子大学花蹊記念資料館 展示室1・2

 ※事前予約はございません。当日展示室へお越しください。

 (学外からご参加の方は、大学正門にある門衛所での入構受付が必要です。)

 

【来館時の注意事項】

・開館日時、関連イベント、出品作品等には変更が生じることがあります。最新情報は当館ウェブサイトの「お知らせ」に掲出します。

・来館の際には公共交通機関および本学バス(新座駅発着)をご利用ください。自動車での入構はお断りいたします。

・本学バスの乗車時には「花蹊記念資料館の観覧に来た」旨を乗務員にお伝えください。

・キャンパスへの入構時には、大学正門にある門衛所に「花蹊記念資料館の観覧に来た」旨をお伝えください。来館者入構受付票に氏名、電話番号、入構日時等をご記入いただきましたら、通行証をお渡しいたします。通行証は、退構時に必ず門衛所へご返却ください。

・無断でのキャンパス内施設利用や立ち入りはご遠慮ください。

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