トップ > ニュース一覧 > ニュース詳細

ニュース

【花蹊記念資料館】学芸員課程企画「博物館実習生模擬展示」開催のお知らせ

2024年1月23日

 2024年1月23日(火)より2月2日(金)まで、学芸員課程企画「博物館実習生模擬展示」を開催いたします。

 本展では、本学学芸員課程に在籍する学生たちが歴史民俗班と美術班に分かれて展覧会を企画し、展示を行いました。各班の学生たちが考えた企画概要とメッセージを、以下にご紹介いたします。

 

◆歴史民俗班企画「縁起物巡り─お正月の縁起物に込められた願い─」(展示室1)

 皆様は今年のお正月はどのように過ごしていましたか。多くの方々は、おせちやお雑煮を食べ、門松や鏡餅等を飾り、中には初詣に行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。お正月はその年の五穀豊穣や家内安全等をもたらす「年神様」を迎える年中行事として、古くから人々の間で大切に行われてきました。

 現在においても、様々な風習が受け継がれていますが、お正月になると毎年当たり前のように行っていたことには、それぞれ意味があります。

 例えば、「門松」は年神様が迷わずに家に来てもらうための目印として飾り、おせち料理は、めでたさを重ねるという意味から「重箱」を使い、その料理も食材ごとにそれぞれ意味が込められました。その一つである「昆布巻」は、喜ぶに通じる食べ物とされています。このようなものは全て「縁起物」と呼ばれており、お正月は「縁起物」であふれています。

 本展は「飾る」「遊ぶ」「食べる」「体験する」という4つの視点から、お正月に関わる様々な縁起物を展示し、それぞれどのような意味があるのかを探っていきます。そしてこれらを知っていただくことにより、皆様のすごすお正月の時間が、少しでも豊かなものになれば幸いです。

 

◆美術班企画「『聖』なる世界と『現世』の哀歓」(展示室2)

 ギリシャ時代より絵画は神への捧げものとして神殿に描かれるようになりますが、キリスト教においてもその教義やイエスの生涯を視覚的なイメージで伝達できるメディアとして重要視されました。同様にアジアにおいても仏教や神道の教義を伝えるため絵画などの視覚イメージを取り入れてきました。

 一方で、近世から近代に時代が下ると、絵画は教会や寺院のみならず、広く社会に浸透するようになります。そのため、絵画はこれまでの「聖」なる世界から解き放たれ、社会と密接に結びつくこととなりました。そしてそれらの作品はそれが生み出された時代の諸相を色濃く反映するようになりました。

 この展覧会では絵画や建築を中心に、中世に生み出された「「聖」なる世界」と近世から近代に至る「現世の「哀歓」」をそれぞれの作品が生まれた時代背景を通じて紹介します。

 

企画展 「博物館実習生模擬展示」(展示室1・2)

・会  場: 跡見学園女子大学新座キャンパス2号館 花蹊記念資料館

・会  期:2024年1月23日(火)~2月2日(金)

・開館時間:10時~16時 ※最終日は14時閉館

・休 館 日:土曜日・日曜日・月曜日

・入 館 料:無料(事前予約不要)

 

【来館時の注意事項】

・開館日時、関連イベント、出品作品等には変更が生じることがあります。最新情報は当館ウェブサイトの「お知らせ」に掲出します。

・来館の際には公共交通機関および本学バス(新座駅発着)をご利用ください。自動車での入構は固くお断りいたします。

・本学バスの乗車時には「花蹊記念資料館の観覧に来た」旨を乗務員にお伝えください。

・キャンパスへの入構時には、大学正門にある門衛所に「花蹊記念資料館の観覧に来た」旨をお伝えください。来館者入構受付票に氏名、電話番号、入構日時等をご記入いただきましたら、通行証をお渡しいたします。通行証は、退構時に必ず門衛所へご返却ください。

・当館を除くキャンパス内施設の利用や立ち入りはご遠慮ください。

 

ページトップへ