2023年1月24日(火)より2月3日(金)まで、学芸員課程企画「博物館実習生模擬展示」を開催いたします。
本展では、本学学芸員課程に在籍する学生たちが歴史民俗班と美術班に分かれて展覧会を企画し、展示を行いました。各班の学生たちが考えた企画概要とメッセージを、以下にご紹介いたします。
◆歴史民俗班企画「子供たちの通過儀礼─成長への祈り─」(展示室1)
展示をするにあたって「子供たちの通過儀礼」というテーマに至った理由は、私たちが経験したことのある通過儀礼や、その他、幼い頃に行われる伝統的な儀礼をもう一度見つめ直そうと考えたからです。そして、それぞれの儀礼の意味を問い直し後世に伝えたいと思い、今回の展覧会を企画しました。
本展示では、子供が誕生する前の妊娠を祝う帯祝いにはじまり、生まれて初めて産土神にお参りするお宮参り、また三歳、五歳、七歳の節目を祝う七五三や大人の仲間入りを祝福する成人式など、子供の誕生から成人するまでを一区切りとし、その間に行われる儀礼について紹介をしていきます。また、通過儀礼といっても様式は様々ありますが、今回の展示では関東の儀礼を中心に取り上げていきます。
序章では端午の節句に飾られた「金太郎」が展示されていますが、これは、人間国宝である二代平田郷陽が制作した貴重な作品で、今回初めて公開致します。今回取り上げた儀礼を通じて、子供たちの成長への祈りや感謝を感じていただけましたら幸いです。
◆美術班企画「水をめぐる美術の冒険」(展示室2)
私たちにとって「水」は生きるために必要不可欠な存在であると同時に、古代文明の多くが河川に抱かれて発達したことが示すように人類の文明を生み出す原動力でもありました。こうした「水」を人々はどのように表現してきたのでしょうか。
この展覧会ではギリシャ時代から近代に至る美術の歴史において、我々に身近な存在である「水」がどのように表現され、どのような主題やテーマを持つ作品として受け継がれてきたかを探る内容となっています。
企画展 「博物館実習生模擬展示」(展示室1・2)
・会 場: 跡見学園女子大学新座キャンパス2号館 花蹊記念資料館
・会 期:2023年1月24日(火)~2月3日(金)
・開館時間:10時~16時
・休 館 日:土曜日・日曜日・月曜日
・入 館 料:無料(事前予約不要)
【来館時の注意事項】
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、学外からの来館にあたっては以下の注意事項について、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
感染症の拡大状況により開館日時の変更や臨時閉館を行う場合がありますので、来館の際には、必ず当館ウェブサイトにて最新情報をご確認ください。
・発熱や風邪症状のある方は入館できませんので、来館前に検温と体調確認をお願いいたします。
・来館の際には公共交通機関を利用してください。
・キャンパス内ではマスクの着用をお願いいたします。
・事前来館予約は不要です。
・キャンパスへの入構時には、大学正門にある門衛所に「花蹊記念資料館の観覧に来た」旨をお伝えください。来館者入構受付票に氏名、電話番号、入構日時等をご記入いただきましたら、通行証をお渡しいたします。通行証は、退構時に必ず門衛所へご返却ください。
・当館を除くキャンパス内施設の利用や立ち入りはご遠慮ください。
・大人、団体での来館はお控えください。
・入館時に検温と手指のアルコール消毒をお願いいたします。
・館内では大きな声での会話をお控えいただき、他の来館者と十分な距離をとってご観覧ください。
・作品、展示ケース、備品や壁には手を触れないでください。
・混雑時には、入場制限を行う場合があります。