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企画展「花々の煌めき」開催のお知らせ(学内者・校友限定)

2022年9月28日

2022年9月28日(水)より12月9日(金)まで、企画展「花々の煌めき」を開催いたします。

 

花は季節の移り変わりを表し、時に願いや思いを象徴するものとして、古くから私たちの暮らしに息づいてきました。「花々の煌めき」と題する本展では、花蹊記念資料館のコレクションから絵画や工芸品、折本などを中心に、花にまつわる資料を紹介します。

 

本学の創立者・跡見花蹊は、12歳の頃より画家・石垣東山の門下に入り、以後円山派の諸画家に入門して絵画の修業に励みました。対象の観察に基づき、見たままの姿を写し取る写生的描写や、西洋画の透視図法を取り入れた円山派の画法を習得しながら、内面の表現に重きを置いた中国文人画を理想とする南画も学び、若き日より画家として好評を博します。

一方、花蹊の従妹である跡見玉枝は、塾主をしていた花蹊のもとで絵画や習字の手ほどきを受けた後、四条派の画家に画法を習い、桜画を得意とした宮崎玉緒より桜について学んだことから、「桜の画家」として名声を高めるほど優れた桜花図を多く手掛けました。国内で高い評価を受けた花蹊と玉枝の作品は、明治期に欧米各国で開催された万国博覧会にも度々出品されています。

 

花にまつわる収蔵資料に焦点を当てる本展では、花蹊の代表作に数えられる《四季花卉図》や《秋草図屏風》、《芙蓉水禽図》に加え、玉枝による屏風《牡丹に雀》など、花鳥画を中心に花蹊と玉枝の描いた花々を展示します。艶やかな美人画を引き立てる花や、漆器や陶磁器を装飾する花、花蹊が門下生に授与した花号など、花鳥画以外の資料から花々を展観することも本展の見どころの一つです。

花蹊記念資料館のコレクションから、煌めきを放つ花々の姿をお楽しみいただければ幸いです。

 

【主要出展資料】

■跡見花蹊

《四季花卉図》《秋草図屏風》《芙蓉水禽図》《美人図(薔薇)》《桜蒔絵皿》など

■跡見玉枝

《牡丹に雀》《桜鴉図》《桜花鴛鴦図》《薔薇に雀》《色絵秋草図花挿》など

 

 

企画展 「花々の煌めき」(展示室1・2)

・会  場: 跡見学園女子大学花蹊記念資料館

・会  期:2022年9月28日(水)~12月9日(金)

・開館時間:10時~16時

・休 館 日:土曜日・日曜日・祝日 ※10月29日(土)・30日(日)は紫祭開催につき開館

・入 館 料:無料

 

※本展は学内者(本学学生・教職員)、校友(跡見卒業生)限定公開としております。校友(跡見卒業生)の方はご来館の事前予約が必要となりますので、当館までお問い合わせください。

 

※10月29日(土)・30日(日)は紫祭にご来場の方もご観覧可能です。(事前予約不要)

紫祭の詳細については、紫祭公式ウェブサイトをご参照ください。

 

※展覧会会期・開館日程・出品作品等には変更が生じることがあります。

 

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