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企画展「近現代絵画収蔵品展」・特別展「書芸術の探究展」開催のお知らせ(学内者限定)

2021年6月18日

令和3(2021)年6月21日(月)より7月31日(土)まで、企画展「近現代絵画収蔵品展」・特別展「書芸術の探究展」を同時開催いたします。

 

展示室1にて開催の「近現代絵画収蔵品展」では、跡見学園にゆかりのある関係者や卒業生の方々のご厚意によりご寄贈いただいた近現代絵画のなかから、靉嘔(1931年 – )の作品を中心に、池田満寿夫(1934年 – 1997年)、オノサト・トシノブ(1912年 – 1986年)の作品も併せてご紹介します。

「近現代絵画収蔵品展」は平成29(2017)年から令和元(2019)年まで、ご好評につき毎年開催しておりましたが、昨年は新型コロナウイルス感染防止対策のため開催延期となり、この度2年ぶりの開幕を迎えます。今回は当館初めての試みとして、靉嘔が手がけたシルクスクリーン版画集「オリンピック・シリーズ」より、全13点の作品を一挙公開いたします。

さらに、跡見学園短期大学学長を務めた久保貞次郎 (1909年 – 1996年) と靉嘔の関わりを展観することも、本展の見どころの一つです。美術評論家としても知られる久保は、1966 年に第 33 回ヴェネツィア・ビエンナーレの日本館コミッショナーに任命され、日本代表作家として靉嘔と池田満寿夫、オノサト・トシノブらを選出しました。本展では当館収蔵品のなかから、靉嘔に加えて池田、オノサトが手がけた作品も展示しております。2 年ぶりの開催となる「近現代絵画収蔵品展」をどうぞお楽しみください。

 

展示室2では、本学文学部教授・横田恭三先生の監修による特別展「書芸術の探究展」を開催いたします。

書芸術の歴史は、言い換えれば漢字の歴史でもあります。四大文明で使われた文字で唯一、現在まで脈々と受け継がれてきたのは漢字だけです。その悠久の漢字の姿を古代からひもとけば、次のような文字の移り変わりが見られます。

篆書(大篆・小篆)―隷書(古隷・八分)―草書―行書―楷書

これらのうち、代表的なものをセレクトして展示しました。

拓本の種類として〈墨拓〉〈朱拓〉〈藍拓〉の比較ができるように、三種を揃えました。

また学祖花蹊が跡見学校を開設したころ、交流のあった清国初代駐日公使の何如璋〈七言絶句二首軸〉、その何如璋に連れられてきた楊守敬と親交を深めた日下部鳴鶴〈松島雑詩軸〉、その日下部鳴鶴が清国に渡って交遊した呉昌碩〈見虎一文〉(複製)を展示しました。

数量はわずかですが、拓本や肉筆を通じて書の歴史と書芸術の妙味を鑑賞していただければ幸甚です。

 

企画展 「近現代絵画収蔵品展」(展示室1)

特別展「書芸術の探究展」(展示室2)

・会  場:跡見学園女子大学花蹊記念資料館 展示室1・2

・会  期:2021年6月21日(月)~7月31日(土)

・開館時間: 10時~16時 ※ただし土曜日は12時30分まで

・休 館 日:日曜・祝日

・入 館 料:無料

 

※当面の間は学内者(本学学生・教職員)限定公開としております。一般公開までは今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。

 

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