
2025年3月24日(月)より5月20日(火)まで、跡見学園創立150周年記念「跡見花蹊と跡見女学校―開学へのあゆみ―」を開催いたします。
跡見学園創立者の跡見花蹊[1840-1926]は、教育者のみならず、画家・書家としても高く評価されました。本展では、跡見学園創立150周年を記念して、花蹊が手掛けた書画の中でも代表作を中心に紹介し、跡見学校開学までのあゆみを振り返ります。
花蹊は、摂津国西成郡木津村(現在の大阪市)で家塾を営む家庭に生まれ、幼少の頃から書画に親しみ、20歳になる頃には家塾の経営も任されました。
画家の円山応立や中島来章に「円山派」の画法を、日根対山に「南画」の画法を、頼山陽の門下であった儒学者・宮原節庵と後藤松陰に漢籍・詩文・書法を教授された花蹊は、のちに独自の表現を追求し、《四季花卉図》や《萬山畳翠図》などの代表作を生み出しました。また、花蹊の書の表現は「跡見流」として受け継がれています。
本展では、洋画家・黒田清輝による花蹊の肖像画を公開します。また、書画のみならず、花蹊が実際に着用していた「紫袴」や、生徒に授けた書画の手本、代表作《四季花卉図》に使用されている印章も展示いたします。花蹊はいかにして開学への道のりを歩んだのか、豊かな創作活動の足跡をお楽しみ頂ければ幸いです。
跡見学園創立150周年記念・企画展「跡見花蹊と跡見女学校―開学へのあゆみ―」
・会 場: 跡見学園女子大学花蹊記念資料館 展示室1・2
・会 期:2025年3月24日(月)~5月20日(火)
・開館時間:10時~16時
・休 館 日:土曜日・日曜日・祝日
※3月29日(土)新座キャンパスにて桜まつり開催につき特別開館。
※4月5日(土)、4月26日(土)は開館、5月2日(金)は休館いたします。
・入 館 料:無料
【関連イベント】
当館学芸員によるギャラリートーク(所要時間15分前後)
・日 時:⑴2025年4月26日(土)14時00分~
⑵2025年5月17日(土)14時00分~
・会 場:跡見学園女子大学花蹊記念資料館 展示室1・2
※事前予約はございません。当日展示室へお越しください。
(学外からご参加の方は、大学正門にある門衛所での入構受付が必要です。)
【来館時の注意事項】
・開館日時、関連イベント、出品作品等には変更が生じることがあります。最新情報は当館ウェブサイトの「お知らせ」に掲出します。
・来館の際には公共交通機関および本学バス(新座駅・みずほ台駅発着)をご利用ください。自動車での入構はお断りいたします。
・本学バスの乗車時には「花蹊記念資料館の観覧に来た」旨を乗務員にお伝えください。
・キャンパスへの入構時には、大学正門にある門衛所に「花蹊記念資料館の観覧に来た」旨をお伝えください。来館者入構受付票に氏名、電話番号、入構日時等をご記入いただきましたら、通行証をお渡しいたします。通行証は、退構時に必ず門衛所へご返却ください。
・無断でのキャンパス内施設利用や立ち入りはご遠慮ください。