2023年6月16日(金)より7月27日(木)まで、「書芸術の探究展─遺墨 前田次郎の仕事─」・「第15回 跡見OG書道展」を同時開催いたします。
【展示室1】「書芸術の探究展─遺墨 前田次郎の仕事─」
「書芸術の探究」と題する本展では、多趣多様な書作品を展観し、深遠なる書芸術の魅力に迫ります。
今回ご紹介するのは、本学文学部で教授を務めた前田舜次郎〔号・次郎〕(1934-2018)の遺墨です。本学教職課程(書道)において19年間にわたり学生の指導に当たられた前田先生は、全国大学書道学会の副会長として、また毎日書道会(前衛書道部門)の審査会員として、学内外でご活躍され、多大なる足跡を遺されました。その仕事は書の実作のみならず、刻印・採拓・和綴じ・帙作り、さらには墨絵・スケッチなど多岐にわたります。前田先生が手掛けられた仕事の数々から、今回はそのほんの一部を展示します。
前田次郎の世界を通じて、みなさまに書芸術の探究をお楽しみ頂ければ幸いです。
【展示室2】「第15回 跡見OG書道展」
跡見学園創立者の跡見花蹊(1840-1926)は、書家としても名を成し、明治 8(1875) 年に開校した「跡見学校」( 後の跡見女学校 ) で書を教えました。花蹊に始まる書の授業は連綿と受け継がれ、平成 19(2007) 年には第 1 回目となる「跡見OG書道展」が開催されています。
本学園の中学高等学校・短期大学・大学にて書を学んだ卒業生が、世代を越え、作品を通じて交流できる場を目指して企画された本展は、今年で 15 回目を迎えます。今回は 12 名の卒業生にご出展いただき、掛軸や色紙、額や折帖など、多彩な書の数々をご紹介します。
★参考展示「書芸術の鑑賞」
本展の参考展示として後漢時代の刻とされる石碑《張禹残碑》《甘陵相残碑》《簿書残碑》の拓本をご紹介します。
企画展「書芸術の探究展─遺墨 前田次郎の仕事─」・「第15回 跡見OG書道展」
・会 場: 跡見学園女子大学花蹊記念資料館(新座キャンパス2号館1階)
・会 期:2023年6月16日(金)~7月27日(木)
・開館時間:10時~16時
・休 館 日:土曜日・日曜日・祝日 ※7月1日(土)は特別開館
・入 館 料:無料
※展覧会会期・開館日程・出品作品等には変更が生じることがあります。
【関連イベント】
「書芸術の探究展─遺墨 前田次郎の仕事─」ギャラリートーク
・開 催 日:2023年7月1日(土)
・時 間:14時~(40分程度を予定しています)
・講 師:当館館長 横田恭三(文学部人文学科教授・全国大学書道学会会長)
・会 場:跡見学園女子大学花蹊記念資料館 展示室1
※事前予約はございません。当日展示室へお越しください。
(学外からご参加の方は、大学正門にある門衛所での入構受付が必要です。)
【来館時の注意事項】
学外からの来館にあたっては以下の注意事項について、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。急遽開館日時の変更や臨時閉館を行う場合がありますので、来館の際には、必ず当館ウェブサイトにて最新情報をご確認ください。
・キャンパスへの入構時には、大学正門にある門衛所に「花蹊記念資料館の観覧に来た」旨をお伝えください。来館者入構受付票に氏名、電話番号、入構日時等をご記入いただきましたら、通行証をお渡しいたします。通行証は、退構時に必ず門衛所へご返却ください。
・発熱や風邪症状のある方は入館できませんので、来館前に検温と体調確認をお願いいたします。
・来館の際には公共交通機関を利用してください。
・事前来館予約は不要です。
・当館を除くキャンパス内施設の利用や立ち入りはご遠慮ください。
・作品、展示ケース、備品や壁には手を触れないでください。