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「跡見流書の源流展」・「第11回跡見OG書道展」同時開催のお知らせ

2017年11月21日

2017年11月27日(月)より12月22日(金)まで、企画展「跡見流書の源流展(展示室1)および第11回OG書道展(展示室2)を同時開催いたします。

 

花蹊は生来非常に書が好きで、4歳の時から文字を書き、最初に書の手ほどきを受けたのは父親でした。幼い頃から方々から書を依頼され、後には父親の手伝いをし、家に来る弟子にも書を教えるほどでした。跡見花蹊は楷行草、漢詩、和歌、俳句、日記・手帳・消息文から書幅に至るまでさまざまな筆跡を残しています。その花蹊の書の原点をたどってみました。

 

跡見花蹊は、後藤松陰、宮原節庵、大田垣蓮月、花蹊の父跡見重敬を書の師と仰ぎました。また、後藤松陰の師であった頼山陽、王羲之なども花蹊への影響が大きかったと思われます。それぞれ個性の異なった師たちの影響は、花蹊の作品の中に流れています。かれらの作品をご紹介するとともに、花蹊の名作「朱文公勧学文」「易経(坤)」もご鑑賞ください。その他、花蹊の書画の代表作「四季花卉図」「秋虫瓜蔬図」「秋草図屏風」などに使用されている主な印章(跡見純弘コレクション)もご覧いただけます。

 

書手本では、花蹊がその書風を好み大いに影響を受けた王羲之の「蘭亭序」と明治の開学当時に使用されていのではと思われる「開化千字文」を展示いたしました。学祖跡見花蹊は、開学当初より自ら筆をとり、書画を教えていました。書の授業では、習字の手本を生徒たちに自ら書き与え、生徒たちは花蹊先生の直筆の書手本(折り手本)を臨書しました。その中で「跡見流」とよばれている跡見独自の書道が生まれ、現在も中学高等学校の授業に受け継がれ、その精神を体得しています。

 

また、展示室2にて『第11回 跡見OG書道展』を開催いたします。OG作品展は、平成19(2007)年にスタートし、今年度第11回を迎えます。歴代の卒業生が年代を超えて交流できる場として、書を中心とした作品を紹介する展覧会です。今年度は、創作や臨書、篆刻などさまざまな創作活動を行うOG14名が出品しています。こちらもどうぞご覧ください。

 

企画展
「跡見流書の源流展」(展示室1)
「第11回跡見OG書道展」(展示室2)
・場所:跡見学園女子大学花蹊記念資料館(新座キャンパス2号館1階)
・会期:2017年11月27日(月)~12月22日(金)
・休館日:日曜・祝日
・開館時間:午前9時30分~午後4時30分
・入館無料

 

 

跡見流書の源流展-

 

OG書道展チラシ

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