「まちづくり」とは、
誰もが暮らしやすい環境をつくること。
「コミュニティデザイン学科」は「まちづくり」のコンセプトがより伝わりやすくなるよう、2024年4月に名称を変更します。
新しく始まる「」では、
地域コミュニティの課題を解決し、
地域に住む一人ひとりが
暮らしやすいまちを“つくる”力を身につけます。

“つくる” 学科へ
まちづくり学科で学べる8つの分野。
行政、ボランティア、ジェンダー、社会調査、ビジネス、
eco、都市計画、防災のそれぞれの角度からフィールドワークを重ね、
まちを“つくる”ということを学びます。
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行政
地域の活動に参画することでまちづくりにアプローチ。リアルな経験から人と人をつなげる手法を学びます。
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ボランティア
ボランティア活動を通じてまちづくりにアプローチ。地域貢献につながる施策を考えます。
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ジェンダー
女性ならではの視点でまちづくりにアプローチ。ジェンダー平等の社会を目指すためにどうすればよいか考察していきます。
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社会調査
地域が持つ課題を探究するために社会調査を用いてまちづくりにアプローチ。フィールドワークから調査技法とデータ分析力を身につけます。
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ビジネス
学生目線で新しい地域資源を探すことをテーマにまちづくりにアプローチ。学外をキャンパスに見立て、地域の魅力を探究します。
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eco
環境にやさしいまちづくりの視点からアプローチ。「持続可能なまちづくり」の実現に向けて、地域と環境の関係について考察します。
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都市計画
快適な都市空間を実現するためのデザイン手法からまちづくりにアプローチ。国内外の事例から、都市空間の改善策を探ります。
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防災
平時も災害時も安心できるまちづくりの視点からアプローチ。「誰ひとり取り残さない」をキーワードに防災を学び、災害に強いまちについて考えます。
地域と人を笑顔にする
跡見のまちづくり学科では、
フィールドワークを通して地域を幸せにする学びを行っています。
キャンパスのある文京区内をはじめ、
日本全国各地や海外も含むさまざまな地域を訪ねて調査。
現地の方々と交流を深め、多様なコミュニティの在り方を学びます。

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農山村社会の暮らし現地調査プロジェクト
- 長野県
- 群馬県
- 山形県
長野県、群馬県、山形県などの農山村地域、過疎山村を取り上げ、現地調査を実施。農山村社会に生きる人びとの暮らしを見つめ、生活上の課題とその要因について調査しています。現地調査を経験することで、フィールドワークの方法を理解し、実際に活用するための様々なスキルを身につけます。
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大塚仲町町会プロジェクト
- 東京都/文京区 大塚仲町
文京区大塚仲町町会と社会調査実習「文京区エリアスタディ」クラスおよびゼミの合同プロジェクト活動。テーマは、「地域に暮らす人たちが〈住みやすいまちだと実感できる〉まちづくり」。地域の暮らしの実態を調査し、より幸せで暮らしやすい地域にするための町会の役割や活動の在り方について、町会の方々とともに考えます。データ分析だけでなく、コミュニケーション能力や調整力も身につけます。
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都市観光における「癒し」資源探索御岳渓流および御岳山周辺を対象にして
- 東京都
都市観光の魅力としての「非日常性」をテーマに、首都圏在住者や外国人旅行者が「癒し」を求めて訪れたいと思う地域の魅力を探りました。気軽に楽しめる日帰り旅行の付加価値を高めることにもつながる今回のフィールドワークでは、御岳渓流で体感できるAqua(水流)と御岳山パワースポット、伝統アート、伝承遺跡の魅力探索と対象地域の魅力・向上策を考えました。
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文京区内まちづくりイベントの運営
- 東京都/文京区
文京区内では、様々な団体がまちづくりに関わるイベントを実施しています。「文京まちたいわフェス」や「下町サミット」、「文京思い出横丁」などのまちづくり関係者が多数集うイベントに学生が企画段階から参加。キャンパス近隣でのまちづくり活動への参加を通じて、まちづくりの現場の知識はもちろん、関わる人々の地域への思い、さらに、地域での人の繋がりを実感しながら理解を深めます。
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都心を快適な暮らしの場に変える
- 東京都/文京区
東京都文京区の密集市街地を対象に、道路や広場、公園の改善プランを考えます。例えば、歩行者や自転車が安全・快適に移動できる道路のデザイン、さまざまな交流を促す広場のデザイン、子どもから高齢者まで楽しく過ごせる公園のデザインなどを作ります。このことを通じ、持続可能なまちを身近な地域で実現する方法を学びます。
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大井沢地域活性化プロジェクト
- 山形県/西川町
山形県・月山の麓にひろがる西川町。その最深部の山間地域である大井沢は、過疎化や高齢化が進む一方で、町外・県外から多くの人が移住し、地域に関わるようになっています。このプロジェクトでは国の補助も活用しながら、大井沢の住民やそこに関わる方々とともに、大井沢について現地で学び、コミュニケーションを深めた上で、地域づくり計画の策定へ向けたワークショップの実施や、魅力発信に関わる事業を行っています。
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「手ぶらでアウトドア」をテーマにした
サービスの提案- 北海道
北海道南富良野町で「手ぶらでアウトドア」をテーマにしたサービスの提案を行いました!
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みんなのわこらぼまつり運営
- 埼玉県/和光市
新座キャンパスと文京キャンパスのほぼ中間に位置する埼玉県和光市では、例年5月末、市役所が音頭をとりながら、住民が運営する「みんなのわこらぼまつり」が開催されています。市民と共にまつりの企画・運営に学生が関わり、ここで配布される市民活動団体の紹介冊子も学生が制作しています。活動を通じて市民活動への理解を深め、企画・運営のノウハウも身につけています。
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萩・津和野の魅力発信プロジェクト
- 島根県
島根県の萩・津和野エリアの魅力を女子大生の視点で発見・発信しました!
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韓国学外実習
- 韓国
韓国でも学外実習を開催!! 日本と韓国の関係を考えるきっかけに!

プロジェクト参加者の声
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観光としての場と暮らしの場、
2つの側面を活かした
まちづくりプロジェクトコミュニティデザイン学科 3年M・Sさん -
まちを歩き、人と話して魅力発見!
地域資源からまちづくりを考えるコミュニティデザイン学科 4年K・Tさん -
まちづくりを通して
地域社会への理解を深めるコミュニティデザイン学科 3年R・Tさん
観光としての場と暮らしの場、
2つの側面を活かしたまちづくりプロジェクト

高校生の時に参加したあるプレゼンテーションの大会で「観光地として訪れる場所であっても、私にとっては大切な地元」という話を伺いました。私の地元も、観光という“非日常”と、暮らしの場という“日常”の2つの側面があります。そうした社会の構造について学びたいという思いがきっかけとなり、まちづくりを実践的に学べる跡見学園女子大学を目指しました。
跡見のコミュニティデザイン学科では2年次からゼミナールに所属します。ゼミナールで実施した学外実習「はとまるじるしのおかしやさん」プロジェクトでは、商店街から商品をご提供いただくための企画書を作成し、お店の方にアポイントメントを取るところからスタート。通常の連絡や企画趣旨説明のためのメールを送る際はとても緊張しましたが、賛同と協力を得ることができました。ゼミナール内で「次はぜひお店を訪ねてほしい!」という思いで描いた手作りのイラストMAPとともに販売したお菓子は無事に完売。イベントの成功をきっかけに、駅を起点とした地元の銘菓をPRする「エキナカマルシェ」への出店をご検討いただける店舗を増やすこともできました。
まちを歩き、人と話して魅力発見!
地域資源からまちづくりを考える

まちづくりの過程で人と人がつながり、地域が抱える課題を解決していくことが一つの目標ではありますが、ビジネスやジェンダー、消費、都市計画など、そこに至るアプローチがさまざまで面白いのがコミュニティデザイン学科の特徴です。学びを通して、同じ問題を異なる視点で考えられるようになるため、視野が大きく広がります。
学びの幅広さに加え、実践的な活動が多いことも跡見の特色です。フィールドワークでは基本的に歩いて移動します。なぜなら、実際に歩き、そこで出会う人々と話すことで、まちの特徴や魅力をより多く発見することができるからです。
例えば、私は「清澄白河はなぜ人気なのか?」をテーマにフィールドワークを実施しました。東京都江東区にある清澄白河エリアには専門店が多く、見慣れたはずの日用品の奥深さを垣間見ることができます。そのような雰囲気をまちが醸成することで、日常が非日常に変わる。そこに人気の秘密があるのではないかと考えました。
フィールドワークでは地域資源探索のほか、普段の生活では入らない場所や店舗に調査で入り、従業員の方にお話を伺うこともあります。このような経験を重ね、日々、まちづくりの研究を深めています。
まちづくりを通して
地域社会への理解を深める

私の将来の目標は、市民の気持ちに寄り添える市役所職員になることです。そのためには、地域社会に対する理解を深めることが大切だと考えました。コミュニティデザイン学科では数々のフィールドワークや学外実習を実施していますが、私は自治体に関連したプロジェクトを中心に参加しています。
その中の一つが「和光市冊子作りボランティア」です。和光市役所の方々とともに和光市で活動している団体を紹介する冊子を作りました。このような地域活動に参加することで、自治体が地域に果たす役割や、地域の方々が自治体の活動にどのような関心を抱いているのかを知ることができます。また、各地で行われている夏祭りにもスタッフとして参加しました。お祭りでは地域文化などのPRを図るたけでなく、安全に運営できるようにさまざまな立場の方と打ち合わせを行います。回を重ねるたびにコミュニケーション力がアップしたと感じています。今後は地域の人々の声を将来のまちづくりに活かすため、より多くのプロジェクトに参加したいと考えています。
主な卒業論文テーマ
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Iターン移住で生活は豊かになるのか地域おこし協力隊を事例に考える
- このテーマのねらい
- 「都会から地方への移住(Iターン移住)は生活の豊かさを向上させるのだろうか?」という問いを立てました。ゼミナール活動でフィールドワークを重ねた山形県西川町の地域おこし協力隊の現役メンバーと協力隊経験者にインタビュー調査を行い、多様な生活局面について、移住後の〈豊かさ〉の変化を分析しました。
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コモンズとしての銭湯の可能性ある銭湯における参与観察から
- このテーマのねらい
- 地域コミュニティにおいて銭湯が果たす役割を〈コモンズ〉という概念を用いて明らかにしようと、研究に取り組みました。〈コモンズ〉が意味する「“みんなの”共有資源」という視点から銭湯の可能性を検討するために、銭湯での参与観察をもとに考えました。
- 住民主体のまちづくりと市が理想とするまちづくり -立川市のまちづくりを事例として-
- オープンカフェを用いた地域のコミュニティの場の創出 -公共空間の有効利用-
- 大学と地域の連携活動及び学生の社会貢献について
- 都市在住若年者対象の<居場所>づくりの効果と課題
- 都市部におけるサードプレイスの役割と機能
- コミュニティカフェから考えるつながりの重要性
- 住民関係の親密度と災害対応の関係性について
- 現代における地域メディアの役割 -コミュニティFMから見る地域メディア-
- プロスポーツチームが地域にもたらす貢献 -千葉のプロスポーツを例として-
- 祭りを通して地域活性化していくためには -ねぶた祭りを中心に- など

想定される進路
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(株)中広
- 学科の学びがここに!
- 地域の人に笑顔を届ける生活情報誌を作る仕事です。コミュニティデザイン学科のフィールドワークで、地域の生活にアンテナを張り巡らし、地域に暮らす人びとの話を聞き、地域で事業を行う会社・団体に取材した時の経験が今に活きています。
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朝霞市役所
- 学科の学びがここに!
- 学生時代は子育てや教育、地域活動への参加など、さまざまな角度からの「まちづくり」について学びました。この学科ならではの暮らしの各局面に即した実践的な学びが、公務員としての仕事には大きく役立ちます。
- 鹿島建設(株)
- 三井不動産リアルティ(株)
- 日本システム技術(株)
- (株)日立システムズエンジニアリングサービス
- (株)システナ
- (株)ヨックモック
- (株)羽田エアポートエンタープライズ
- ロクシタンジャポン(株)
- ALSOK東京(株)
- (株)IDOM
- 日産東京販売(株)
- (株)ノジマ
- (株)メガネトップ
- 芝信用金庫
- 昭和信用金庫
- 亀有信用金庫
- 埼玉縣信用金庫
- 朝日信用金庫
- 第一生命保険(株)
- 日本生命保険(相)
- 大樹生命保険(株)
- 共栄火災海上保険(株)
- 明治安田オフィスパートナーズ(株)
- (株)星野リゾート・マネジメント
- (株)グランビスタホテル&リゾート
- (株)五千尺
- (株)近畿日本ツーリスト首都圏
- 東武トップツアーズ(株)
- (株)八芳園
- (株)文化放送キャリアパートナーズ
- (株)JALマイレージバンク
- 高見(株)
- (株)アインホールディングス
- みよの台薬局グループ
- (株)ニチイケアパレス
- (株)ケア21
- 東急ウェルネス(株)
- 岐阜県
- 久喜市
- 八潮市
- 阿賀町
- 埼玉県警
- 航空自衛隊