PROFILE

長谷川 裕子 教授

Hasegawa Yasuko
所属  文学部 人文学科
専攻分野  日本中世史
長谷川 裕子

研究のテーマと内容

中近世移行期社会と人びとの生存について

日本の中世社会は飢饉・災害と戦乱が頻発した時代です。そのなかで人びとが創り出した生き延びるための仕組みについて研究しています。とくに、越前・若狭(福井県)・近江(滋賀県)においてフィールドワークを行い、地域に眠る史資料を掘り起こしながら研究を進めています。

私のON・OFF

ON担当科目の紹介

人文学研究入門(前期課程)では、日本前近代史を研究するために必要となる歴史史資料(文字史料・絵画資料)を読み解いています。

日本文化史(後期課程)では、現代につながる伝統的日本社会の文化について、各地に残る祭礼や中世日本社会を描いた「もののけ姫」などの映像を観ながら解説しています。

人文学演習(ゼミ)では、興味のあるテーマの研究文献や前近代の史資料を読み、議論しながら卒業論文執筆の準備をしています。卒業論文は毎年、冊子にまとめています。

ゼミ合宿(課外活動)として、ゼミ生とともに、夏休みを利用してゼミ合宿を行っています。2024年度は、函館で新撰組とアイヌ文化について学ぶため、箱館奉行所や五稜郭を訪れました。

OFF興味と関心

ファースト世代からのガンダムオタク(ガノタ)です。疲れたときには、頭を空っぽにしてガンプラを組み立てています。

昔からのマンガ好きで、考えが行き詰まったときなどに読み返しています。最近は電子で買うことも多いですが、気に入った作品は紙で残しています。

オタクゆえに、アニメも大好きです。録画したりや配信サイトなどで観ていますが、やはり手元に残しておきたい作品はBlu-rayを購入しています。

調査・研究や学会で全国を訪れる機会が多いですが、調査とは関係ない旅行もします。美味しい肴とお酒があるところを特に好んでいます。

学生時代の思い出

学生時代は、日本中世史に興味をもち、中世史ゼミに入って、各地の史跡見学や古文書の調査を行っていました。また、ディズニーランドの今はなきグランドサーキットレースウェイというアトラクションでアルバイトをしながら、年間パスポートを購入して、隙あらばインパークしていました。

受験生に一言

大学時代は、長い人生のなかでほぼ唯一、誰にも管理されず、自由に好きなことを追いかけることができる貴重な時間です。とはいえ、やりたいこと、進みたい道がまだ明確ではない人も多いかも知れません。本学の多彩な分野のカリキュラムのなかで、一緒に探してみるのはいかがでしょうか。4年間の大学生活や、さまざまな人との出会いのなかで、きっとなにか見つけられるはずです。