PROFILE

柴田 眞美 教授

Shibata Mami
所属  文学部 人文学科
専攻分野  美術実習
柴田 眞美

研究のテーマと内容

日本画および日本画を用いた
空間表現

日本画画材で「魂」への畏敬の念を持ちながら現代絵画制作をしています。伝統的な技法(線描や表装など)も修練していきたいし、古来、日本画が持っていた空間表現を現代に生かしたり、作品に寄せられる<詩文>との交歓にも興味があります。自然の中に生かされている人間を示したい。

私のON・OFF

ON担当科目の紹介

「絵画基礎実習(入門)」の一コマ

「絵画基礎実習(入門)」の一コマ

牛骨や切り株で「重みや量感」を感じて描画しています。跡見の学生さんはとても熱心です!

「絵画実習(日本画)」

「絵画実習(日本画)」

和紙に墨で線や調子をつけた上に顔彩で着彩しています。重ね塗りで深みのある発色になります。

「絵画実習(日本画)」岩絵具選び

「絵画実習(日本画)」岩絵具選び

デジタル機器ネイティブの学生さんたちが、超アナログな日本画を楽しんでくれるのは嬉しい限りです。

「絵画実習(日本画)」

「絵画実習(日本画)」

金箔を置いています。キラキラ輝く材料は、心がウキウキしますね。とっても薄い箔を置くのはドキドキ!

OFF興味と関心

自然と遊ぶ①

自然と遊ぶ①

自然の恵みをいただきます。十割そば(そば湯も)と庭で収穫した野菜たち。「食」でも自然と戯れます。

自然と遊ぶ②

自然と遊ぶ②

風船カズラが育ちました。小さな可憐な白い花のあとは面白い風船になって、その中に丸い種ができます。

自然と遊ぶ③

自然と遊ぶ③

外猫のドン(手前♂)とスナ(奥♀)、コロナ禍の2019​年生まれ。部屋に隣接したCabinで昼寝中。Cabinはコロナで在宅仕事が多い時期に素人大工で作りました。

自然と遊ぶ④

自然と遊ぶ④

2023年「花とみどり・いのちと心展」出品作の、「森は生きている―怒の相」(インスタレーション)。人類が物質的発展を追い過ぎて地球が悲鳴を上げています。

学生時代の思い出

半野生馬の写生旅行、骨格の写生に励みました。美術に進まなかったら獣医だったかな?動物大好き。日本画の学生時代、専ら半野生馬がモチーフで日本各地に写生に。大学院では美術解剖学へ。動物の骨格の写生にはまり、指導教授からは『君、論文を書かないと修了できないんだよ!』と心配されましたが、その時の骨格の写生はずっと財産になっています。

受験生に一言

学祖、跡見花蹊先生が、豊かな心を育み、本物を見抜く感性を養うために重視した「書画」。跡見では現代も「芸術/美術/アート」が大切な要素です。学術も芸術も「創造」が大切、AI時代に人間らしく生き抜いて行く為の感性を羽ばたかせましょう!