PROFILE

篠﨑 健司 准教授

Shinozaki Kenji
所属  観光コミュニティ学部 まちづくり学科
専攻分野  地域経営論、地域活性化プランニング
篠﨑 健司

研究のテーマと内容

地域の内発的な活性化に繋がるまちづくり

近年、地域活性化戦略の一つとして関係人口に期待が寄せられています。関係人口とは移住まではいかなくても、その地域が好きになり、何度も地域に訪れ、時にはイベントスタッフとして関わったりする地域ファンのような存在です。
一方で、地域の活性化にとって大事なことは、地域の住民自らが、主体者として関わっていくことです。関係人口という、いわばよそ者による活動がどうすれば地域の人々に頑張る気力を生み出していけるのかといった研究に取り組んでいます。

私のON・OFF

ON担当科目の紹介

コミュニティFMにて、地域で開催されるイベントについて生放送で情報発信。緊張もしましたが、学生たちはパーソナリティとの受け答えも見事にこなし、地域の情報はもとより、大学やゼミの活動も紹介することができました。

商店街活性化に向けて、各学生がアイディアをまとめ、実際に商店街等の方々の前でプレゼンテーションを行いました。この活動はNHKでも取り上げられ、放送されました。

幻ともいえる地域のブランド牛である「もりおか短角牛」の普及振興に向けて、数ヵ月をかけてゼミで調査研究しています。この時は地元農家さんらと共に、放牧場にて、観て知ってもらう企画を検討しました。

北海道にて自然の保全と活用のあり方を探る調査研究の中で、実際に自転車で大自然の中を疾走し、エコツーリズムの可能性を検討。翌年度は環境省の事業に発展しました。

OFF興味と関心

地域活動は北は北海道から、南は沖縄まで。ここは沖縄県の慶良間諸島の渡嘉敷島です。ペットボトル並みのきれいな海水とウミガメやザトウクジラに出会える島で、地域の活性化を考えながらリフレッシュしています。

こちらは北海道のほぼ中央、南富良野の湖です。冬季は一面が凍り真っ白な雪原になります。スノーモービルで凍った湖面を移動します。本当は向こうからこちらに移動していますが、未来に繋がった道のように見えませんか?

学生時代の思い出

地域と関わりながら14年間も学生でした。学生時代のテーマは開発経済学で、主にアジアの国々による経済圏構想に興味がありました。 一方で、国内のプロジェクトに関わる機会があり、国内の様々な課題を目の当たりに。気づいたら14年間も大学に通い、いまだに海外には出られず国内に留まっています。 

受験生に一言

あっという間に過ぎてしまう貴重な大学生時代です。できる限りの機会になればと様々な地域でたくさんの実践的な活動を行っています。地域活性化や地域貢献に興味を持っている方も多いかと思います。ぜひ実践的にやってみませんか!