◆公務員 公務員は、大きく「国家公務員」「地方公務員」に分けられる。基本的には、国の機関に勤め るのが国家公務員で、地方公共団体に勤めるのが地方公務員である。日本国憲法第15条に「す べて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」とあるように、公務員は国 民全体のために仕事を行い、その仕事自体が国全体のために行われていて、社会全体のため に自分の能力を活かせるのも魅力の一つである。 採用されるためには、それぞれに実施される試験に合格しなければならない。公務員の出題 範囲は広く難易度も高いので、しっかり試験対策をすることがポイント。勉強方法としては、 予備校や専門学校への通学や公務員対策講座の受講、通信教育などの独学の道もある。 試験は、受講する公務員の種類や地方自治体によって異なるので、各自希望する自治体や関 係機関へ早めに問い合わせること。 ※採用情報は人事院「国家公務員試験採用情報NAVI」https://www.jinji.go.jp/saiyo/saiyo.html の他、各自治体のホームページなどで確認できる。 ◆公務員の主な種類 国家公務員総合職 国家公務員一般職 国税専門官 財務専門官 労働基準監督官 法務省専門職員 航空管制官 外務省専門職員 裁判所事務官 家庭裁判所調査官 国立国会図書館職員 衆議院事務局職員 参議院事務局職員 自衛隊幹部候補生 食品衛生監視員 皇宮護衛官 【都道府県職員】 一般行政・事務 警察事務 資格職 学校事務 技術系 警察官 【市町村職員】 一般行政・事務 消防官 学校事務 資格職 技術系 【国立大学法人職員】 【独立行政法人職員】 ■公務員試験出願から採用までの一例 ◎出願 定期的にホームページをチェックし、出 願もれのないように注意すること。 ◎1次試験(筆記) 1次試験では「教養試験(五肢択一)」、 「専門試験(五肢択一)」、「論文試験」の 3つが実施されることが多い。 最近はSPIなどの適性検査だけで受験でき る自治体もある。 ◎2次試験(面接) 1次試験合格者に実施。人物試験として 個別面接、集団面接、集団討論などが行 われる。最近は人物重視の傾向。国家公 務員総合職、国家公務員一般職には「官 庁訪問」という独特の面接・採用システ ムがある。 ※上記は一般的な公務員試験のモデル ケースである。受験先や実施年度によ り異なるので、受験の際は必ず確認す ること。 国家公務員 地方公務員 その他公務員に関連するもの ○○課窓口 職種研究 21 PLACEMENT GUIDE
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