◆適性と適職について考える 就職を考えるとき、「できるだけ自分の適性に合った仕事がしたい」と願うのは当然のことで ある。働く目的も希薄なまま就職した場合、ミスマッチによって会社を辞めていく状況も多 い。 「自分が大切にしたいこと」「自分がやりたいこと、できること」をよく考えて欲しい。人に よってキャリアアンカー(働く上で重視する価値)は異なるが、あなたの興味志向や価値観 による適性を再確認することは非常に大切だ。 仕事の形を対比させながら考える方法もある。 ◆職業選択のヒントのため、適性検査を受けるのもあり! ・職業興味検査(VPI) ・職業適性検査(GATB) ・R-CAP など これ以外にも、多くの就職支援サイトで無料適性検査や適職診断を行っているので有効に活 用しよう。 ◆適性を限定しすぎないようにしよう! 以上のように、自分をさまざまなツールによって客観的に見つめていくと、自分のやりたい 仕事またはできそうな仕事の傾向がつかめてくる。 しかし、あまり限定しすぎないこと。適性検査の結果は、統計的な基準に照らして評価して いる。適性は絶対的ではないので、「自分を再確認する」「見つめ直す」参考にして欲しい。 興味分野や向いていそうな仕事の傾向を知る機会と考えよう。 また、就活生の希望職種と実際の求人職種にはアンバランスさがあり、配属に関しては学生 の希望と企業の意向が一致するとは限らない。 「ここまではできそう。できるかもしれない。」という幅を広げた柔軟な考えを持つことが必 要である。その方がより多くのチャンスに恵まれることにつながる。実際に働き始めて、新 たな自分の能力や適性を発見することもよくある。 いずれにせよ、自己分析・自己理解をしっかり行い、確実に前進していこう。 □ 自分で仕事をつくる □ 共同作業で行う仕事 □ 変化に富んだ仕事 □ 活動的に飛び回る仕事 □ 休日を返上しても働く □ リーダーシップを発揮 □ 専門職としての仕事 □ 東京(首都圏)で働く □ 人と接する仕事 □ 海外でも働きたい □ 与えられた仕事をする □ 一人で黙々と行う仕事 □ 定型的な仕事 □ デスクワーク中心の仕事 □ 定期的な休みを確保 □ 人をサポートする仕事 □ 誰でもこなせる仕事 □ 地元で働く(通勤が楽) □ OA機器を駆使する仕事 □ 一ケ所で落ち着いて働く (チェックを入れてみよう) 適性と適職 8 15 PLACEMENT GUIDE
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