◆社会人基礎力とは 経済産業省が提唱する「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的 な力」(専門知識やスキル以外に仕事をする上で必要になる基本的な力)のことをいう。 全ての要素を万遍なく高いレベルで持っていなければならないということではない。人によっ てどの部分が強いか違いがある。また、企業によっても「○○の要素が強い人が欲しい」な ど差がある。自己理解の中でどの部分が強く、どの部分が弱いのかを理解しておくと企業選 択の助けになるだろう。さらに、これらの力は簡単には伸びないため、日常生活の中で少し ずつ意識して磨いていく必要がある。学生時代にこの基礎的な力を身につけて社会に出るこ とを勧めたい。 自己理解の際の参考にして欲しいが、力を付けた経験などの理由や説明もなくフレーズだけ をそのまま使うのはNG。 「前に踏み出す力(アクション)」 「考え抜く力(シンキング)」 「チームで働く力(チームワーク)」 この3つの能力はさらに下図のような12の要素から構成される。 前に踏み出す力(アクション) 主体性 働きかけ力 実行力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性 ストレスコントロール力 課題発見力 計画力 創造力 チームで働く力(チームワーク) 考え抜く力(シンキング) ~一歩前に踏み出し、失敗 しても粘り強く取り組む力~ ~疑問を持ち、考え抜く力~ ~多様な人々とともに、目標に向けて協力する力~ 物事に進んで取り組む力 自分の意見をわかりやすく伝える力 相手の意見を丁寧に聴く力 意見の違いや立場の違いを理解する力 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力 社会のルールや人との約束を守る力 ストレスの発生源に対応する力 現状を分析し目的や課題を明らかにする力 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力 新しい価値を生み出す力 他人に働きかけ巻き込む力 目的を設定し確実に行動する力 ※経済産業省HP「社会人基礎力」より ◆どんな力? 大きく分けると3つの能力がある。 〈3つの能力/12の能力要素〉 社会人基礎力を身につけよう 7 PLACEMENT GUIDE 14
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