「桃李の会奨学金」制度発足によせて学生課長 中島伸次 新しい年度が始まり二ヶ月程経ちました。 キャンパス内の雰囲気はようやく落ち着きをみせ、学生たちは授業やクラブ活動に忙しい日々を送っています。 二年生はこの時期、就職活動のピークを迎えています。 ほとんどの学生はキャンパスライフを満喫し、無事卒業して社会へ飛び立っていきます。 しかしごく少数ですが、経済的不況のあおりを受けたり、ご家族に突然の不幸があったりして、学業の継続に困難をきたしている学生がおります。 従来、そのような学生を経斉的に支援する制度は本学にありませんでした。 卒業を間近にして学籍を離れざるを得ない学生がいることは、本人は勿論のこと、私たち短大関係者にとっても痛恨の極みでした。 そのような中、桃李の会により奨学基金が設けられ、「桃李の会奨学金」制度ができましたことは、学生にとって何よりの朗報であります。 この制度は、学業に真摯に取り組んできたにもかかわらず、家庭の経済的な事情で退学せざるをえない学生に奨学金を給付し、学業の継続を援助するというものです。 この奨学金制度のお陰で、学生たちは安心して学業に励むことができるようになると思います。 桃李の会のご英断に深く感謝申し上げる次第です。
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