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ご挨拶

広報活動を一体化し
大学の活動を積極的に発信する
体制づくりに努めます

跡見学園女子大学副学長 大塚 博

 副学長の大塚博です。現在、私が力を注いでいる取り組みの一つに「大学広報の強化」があります。

 2010年度に学校教育法施行規則の一部が改正され、2011年4月から、すべての大学に教員数や在学生数、設置学部・学科の教育内容、シラバスの内容、成績評価の方法などの基本情報を公表することが義務づけられました。大学が受験生や保護者はもちろん、広く社会に対して正確な情報を発信することが求められる時代になったと言えるでしょう。

 ところで、跡見学園女子大学ではこれまで情報の統一化・一体化が必ずしも十分に図られてきませんでした。ともすると広報活動が受験生広報に偏り、保護者や企業、一般社会に向けた情報発信が遅れていたと言わざるを得ませんでした。 そこで、まず大学全体の意思統一の下に有益な情報を公開・発信できるように、副学長が情報を集中管理できる環境を整備し、大学の考えや取り組みを積極的に外部に発信できる体制づくりに取り掛かりました。

 一例として、入試広報活動としての「オープンキャンパス」を、大学全体の広報活動として位置付けたことが挙げられます。学部・学科説明や模擬授業、キャンパスツアーといったこれまで行っていたプログラムに加えて、学生が学習・研究の成果を主体的に発表する場も設けようと考えています。受験生にとっては、この学部・学科では何が学べるのか、どんなことが身に付くのかを身近な先輩たちから直接聞けるわけで、これは何より有効な広報になると思っています。

 オープンキャンパスに限らず、さまざまな広報活動に学生の目線を積極的に採り入れていきたいと考えています。実際、2010年度に新設された文学部現代文化表現学科とマネジメント学部観光マネジメント学科では、自分から外に出て実社会の空気に触れたり、社会に対して情報発信しようとしたりする行動的な学生が多く、雑誌の発行や新しい研究会の発足といった成果も生まれています。こうした動きを見て、既存学部・学科の学生も少なからず刺激を受けているようです。

 このような学生たちの行動力や自発性、創造性といったものを広報活動に活かしていきたいと思っています。学生が制作に直接関与したわけではありませんが、今年度は通常の大学案内のほかに、『跡見学園女子大学がわかる6のヒント』と題したタブロイド版の広報ツールを制作しました。ここには在学生が数多く登場し、大学案内とはひと味違った柔らかく、親しみやすい切り口で大学の魅力を紹介しています。

 また、これからの広報活動において、インターネットの果たす役割がますます高まっていくことは確実です。冒頭に申し上げた、大学の基本情報を公表する手段として最も有効なのもウェブ上での発信でしょう。最新の情報をいち早く更新できるのもメリットです。大学では昨年12月にホームページをリニューアルし、幸い好評を頂いていますが、大学の取り組みを素早く発信するという点で、ウェブサイトを一層充実させていくことも、今後の広報活動の大きなテーマです。

 跡見学園女子大学は、4年後の開設50周年に向けて、学部・学科体制やキャンパス環境のさらなる整備充実を図ろうとしています。そのような大学の動きをより迅速に、より正確に発信するためにも、今後も広報体制の強化を進めていく所存です。


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