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マネジメント学部長就任のご挨拶

実践的なカリキュラムを通して社会で活躍する女性リーダーの育成をめざしています

跡見学園女子大学マネジメント学部長 芝原脩次

跡見学園女子大学マネジメント学部は2002年4月、わが国女子大初の学部として誕生しました。2006年4月には、マネジメント学科に加えて、サステイナブル(持続可能)な社会の実現をキーワードに、生活者の視点から安全で快適な生活環境の創造を考える生活環境マネジメント学科を設置、これによって企業、公共、文化、生活環境の4分野のマネジメントに対する教育・研究体制が確立されました。

 さらに、同じ2006年度には実践的で高度なマネジメント能力を有し、社会のさまざまな分野でリーダーシップを発揮できる女性エグゼクティブを養成する大学院マネジメント研究科マネジメント専攻(修士課程)も開設しました。

 マネジメント学部は、確かな理論に裏打ちされた実践的なカリキュラムを特色としています。それを最も特徴付けるのが、2年次の必修とされる「アカデミック・インターンシップ」です。一定期間、企業や地方自治体などで就業体験するインターンシップは、多くの大学では3年次に実施されていますが、本学部が2年次生を対象としたのは、実社会をいち早く体験することで、自分の適性や不足している知識・技術を発見し、3・4年次の学習に活かすとともに、確かなキャリア設計につなげることを狙いとしているからです。このインターシップの受け入れ先は現在、130社余りに及んでいます。

 また、マネジメント学部では地元・新座市との密接な連携を図り、地域経済の発展に貢献するための様々な研究プロジェクトを推し進めています。こうした地域活性化への貢献に対する取組み「実践教育の場としての地域連携プログラム」は、文部科学省の2005年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。

 さらに、本学部には学生が自主的に運営する学内企業「ハイカラ」があり、商品開発やイベント企画、マーケティング、アンケートやモニター調査など、多彩な活動を展開、マネジメントを実践的に体得する絶好の場となっています。これをさらに拡大し、跡見を中心に全国の6つの女子大学が連携し、女子大生の目線で商品開発を支援する「女子大ネットワーク」という仕組みも構築しています。

 このような実践的な教育・研究の取組みを通じて得た知識やスキルが高く評価され、マネジメント学部の卒業生の就職内定率は99%以上という抜群の実績を挙げています。今年10月からは、いよいよ文京キャンパスが稼動し、3・4年次生が茗荷谷で学ぶことになります。都心のキャンパスがオープンすることで、産学連携研究をはじめ、企業との交流の場がさらに拡大するだけでなく、学生の就職活動もしやすくなるなど、さまざまなメリットが生まれることが期待されます。

 理論と実践のバランスの取れた教育により、社会のさまざまな分野でリーダーとして活躍する女性の育成をめざすマネジメント学部は、学祖・跡見花蹊の唱えた〝自律し、自立した女性〟、〝社会に貢献する女性〟を育てるという建学の精神を文字どおり体現する学部といえます。マネジメント学部のさらなる発展に、大いにご期待ください


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