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新年のご挨拶

改革の第一の節目が終わり、
新たな門出を迎える学園に
ご期待ください

跡見学園理事長 跡見純弘

皆様、新年おめでとうございます。

 すでにご承知のように、昨年3月、学園の高等教育改革の第一の節目であります女子大学における平成14年度開設の新学部・新学科、即ち文学部人文学科、同臨床心理学科及びマネジメント学部マネジメント学科において、第一期の卒業生を送り出しました。

 経済環境の好転の影響もありましたが、これら卒業生の就職状況は極めて良好であり、社会から高い評価を得ることが出来たものと思っております。

 また、同4月には、一連の学園高等教育機関としての改革、改善の総仕上げとして、平成19年3月での短期大学部閉学に伴うその収容定員の再配分により、女子大学の文学部にコミュニケーション文化学科を、マネジメント学部に生活環境マネジメント学科を開設し、また、大学院にマネジメント研究科を新たに開設しました。これをもって2研究科2学部5学科という新しい跡見学園女子大学の形が整ったこととなります。更には、大学院人文科学研究科臨床心理学専攻の課程が、日本臨床心理士資格認定協会より4月20日付で第一種大学院の指定を受けました。

 これら諸改革に一丸となって取り組まれた関係者一同に厚く御礼申し上げます。

 今年は、大学院人文科学研究科の第一期修了生の送り出し、短期大学部の発展的閉学、更にそれに伴う短期大学部西館の建て替えの開始という計画の具体化事業の年に入ります。

 ご承知のように、昨年発足した安倍新内閣の最重要課題に「教育の再生」が掲げられ、諮問機関として教育再生会議が発足し、バウチャー制度や教員免許更新制度、学校に対する外部評価制度などが検討課題として提起されております。私立学校にとって競争原理は当たり前のことでありますが、公の学校教育にも市場原理・競争原理が導入されるという潮流は、私学としては新たな競争相手の出現でもあり、うかうかとはしていられない状況であります。即ち教育界を取り巻く環境は、大きな変革の時期を迎えることになるやもしれません。学園を取り巻く状況は相変わらず厳しいものとなっておりますが、わが跡見学園はその波にのまれず、学生・生徒のため更には社会のニーズへの対応という理念に基づく諸々の改革をもって、その荒波を乗り越えてまいりたいと思います。

 学園関係者が一丸となって改革に臨む姿勢や意気は、学生・生徒にも当然伝わるでしょうし、それをもって学園全体がさらに活性化し、社会的評価もますます高まるものと確信いたします。

 改革は、一つの形が整ったからといってこれで終わりというわけではありません。今後とも環境の変化に応じて随時改革を続けねばならぬことは申し上げるまでもありません。

 学園の明るい未来へ向けて、皆様のますますのご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。


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