私立大学情報教育協会主催「未来を切り拓く志を支援する『社会スタディ』で本学学生が優秀証をいただきました。

2020年6月19日

公益社団法人私立大学情報教育協会が主催した令和元年度産学連携事業「社会スタディ」(令和2年2月12日開催)において、18大学42名の参加者の中から、本学現代文化表現学科2年生の工藤実柊さんの報告書が「優秀証」をいただきました。

下記に工藤さんのコメントをご紹介します。

 

*工藤さんからのコメント*

IoTやAIなどの技術革新が進展し、将来的に様々な分野で産業構造やライフスタイルが大きく変化すると想定されている中、社会スタディでは私達若者が「未来に立ち向かい、自ら切り拓く高い志と意欲」を持つために3人の有識者の方からの情報提供とグループ討議が行われました。

私がこのプログラムに参加した目的は2つあります。1つ目はAIが人間にどのような影響を及ぼすのか知りたかったからです。「AIによって仕事を奪われる」と言われている一方でApple社のSiriのような、AIが私達の生活を支えている事例に興味を持ちました。2つ目は同世代との交流です。昨年の参議院選挙で18・19歳の投票率が下がったことをきっかけに若者の社会意識について疑問を感じ、他大生との討論を通して多様な価値観に触れたいと思いました。

有識者の方からは技術革新の他にもイノベーションのお話もありました。「必ずしも新技術を使う必要はなく、意識を変えてみるだけで新たな価値を生み出すイノベーションができる」というメッセージは1番印象に残っています。

社会スタディを通して、私はジェネレーションAIのための教育と人間力が非常に重要だと感じました。現代のAIに対する教育はAI自体の機能を理解するだけで完結しているように思います。しかし将来的には今以上にAIが活用されるため、AIをどのような目的で活用していくのかなど実践的な教育が非常に重要だと考えました。

加えてSTEAM教育(科学、テクノロジー、工学、アート、数学の英語の頭文字を取ってSTEAM)のアートにも注目しました。アートには人間でしか感じられない想いを表現する力があります。例えば、AIが曲を作れるようになったとしても人間と違って作曲した背景にある経験や想いを語ることはできません。作品の出来が優れているかどうかではなく、発想力や創造力、芸術性を理解するなど感性を豊かにする教育にも力を入れていくべきだと思います。

そして次に人間力です。最近は誹謗中傷や差別など、人間としてあってはならない倫理観に欠けた出来事が多く起こっています。AIの正式名称はArtificial Intelligence、日本語に訳すと人工知能で、名前の通り人工であるため、AIが倫理を守るかどうかは私達人間によって左右されます。技術が発展する時代だからこそ人間力が問われていくのではないでしょうか。また、人間の原体験や感情など、人間しか感じ取ることのできない力だからこそ需要のある価値の高いイノベーション(意味のイノベーション)を起こすこともできると思います。

今回をきっかけに心理や倫理、コミュニケーション、哲学など正解が1つではない人間の感性を学ぶ必要があると感じたため、今学期は「認識論」や「ストレス・マネジメント」の授業を受けています。これからは技術革新がどれほど進展しても変わらない人間の本質を理解していきたいと思っています。

 

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現代文化表現学科 工藤実柊さん

社会スタディ優秀賞

優秀証