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企画展「秋の収蔵名品展」・「跡見花蹊の横顔展」開催のお知らせ

2018年9月14日

2018年9月19日(水)より11月6日(火)まで、企画展「秋の収蔵名品展」(展示室1)・「跡見花蹊の横顔―明治初期における跡見学校と清国とのかかわり」を開催いたします。

展示室1では「秋の収蔵名品展」として、跡見花蹊の代表作「秋草図屏風」と「秋虫瓜蔬図」など
秋にちなんだ作品をご覧ください。

展示室2では「跡見花蹊の横顔展」―明治初期における跡見学校と清国とのかかわり―を企画
展示いたします。
明治4(1871)年日本と清国の間に「日清修好条規」が締結され、日本側は明治9(1876)年柳原
前光を初代の駐在公使として北京に派遣しました。清朝政府は日本より遅れて、明治10(1877)年初代清国公使の何如璋をはじめ、副公使の張斯桂たちを初代駐日公使に任命しました。

今回の展示では跡見学校の生徒と公使たちが書画を贈り合い、交流した作品を中心にご紹介いたします。この様子は明治13(1880)年2月24日に跡見花蹊著・出版による『彤管生輝帖』に残されています。『彤管生輝帖 乾』内の花蹊による挿絵「携女弟子 揮毫于 清国公使館図」(女弟子を伴って清国公使館にて揮毫する)の中で、「鳳鳴」と揮毫し、清国の公使たちに驚かれている六歳の女生徒は、三條實美公爵の次女三條智恵子のちの閑院宮載仁親王妃智恵子です。

その他、清国公使の何如璋、張斯桂の書や沈文熒、廖鍚恩、何定求、潘任邦、黄遵憲らが花蹊の女弟子を評した書画もご紹介いたします。明治初期の跡見学校の教育が垣間見られ、とても興味深いものです。

また、現在台北の故宮博物院に収蔵されている跡見花蹊の画帖「故畫 清花蹊女史冊頁」の画像を文学部人文学科泉雅博教授よりご提供いただき、展示できる機会を得ました。合わせてご高覧いただければ幸いです。

企画展 「秋の収蔵名品展」
「跡見花蹊の横顔展」―明治初期における跡見学校と清国とのかかわりー
・会場: 跡見学園女子大学花蹊記念資料館 展示室1・2
・会期: 2018年9月19日(水)~11月6日(火)
・開館時間: 9: 30~16:30
・休館日:日曜・祝日 入館無料
※ただし9/30(日)・11/4(日)は開館

A4ポスター(枠有)

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