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企画展「跡見花蹊 画・書の心展」 -教育者・芸術家としての歩みー のお知らせ

2017年3月10日

2017年3月13日(月)より5月28日(日)まで、企画展「跡見花蹊 画・書の心展」を開催いたします。

跡見家の再興を願う両親の期待を一身に担っていた花蹊は、4歳から両親に書を習い始め、少女期に入ると寺子屋で学ぶだけでは満足できず、12歳の頃に円山派の画家・石垣東山に入門して絵画を学び、17歳で京都に遊学し、詩文、書法を頼山陽門下の宮原節庵に、絵画を円山応立、中島来章に学び、さらには日根対山にも師事して画域を深めました。

跡見花蹊38歳の秀作、四季折々に咲く花を写実的に描いた「四季花卉図」をはじめ、花蹊の画の師である日根対山、中島来章、円山応立の作品も展示し、花蹊の画の心のルーツをたどります。

 

また、学祖跡見花蹊は明治8(1875)年に東京・神田中猿楽町(現在の東京都千代田区)に「跡見学校」を開校しました。校服は明治8年から大正4年までの45年間に、袴から始まり式服、平常服の順で定められていきました。お塾袴、式袴、比翼付五つ紋付式服など明治・大正の校服を展示いたします。外見を磨くよりも内面の充実に努めることが必要であることを生徒たちに理解させるために花蹊は質素倹約を唱え、平常服を制定しました。

 

明治10年代の花蹊は、女手一つで東都にいち早く女学校を設立し、時の人でありました。

「異種百人一首」には、花蹊の評判が記されていて興味深いものです。その他番付表の「大家書画一覧」、「明治大見立改正新版」にも閨秀画家として花蹊の名前がランキングされています。

教育者としてまた芸術家としての跡見花蹊の姿を作品、資料を通してご覧いただければ幸いです。

 

 

 

企画展    「跡見花蹊 画・書の心展  -教育者・芸術家としての歩みー」

・場所:跡見学園女子大学花蹊記念資料館 展示室1・2(新座キャンパス2号館1階)

・会期:2017年3月13日(月)~5月28日(日)

・休館日:日曜・祝日

ただし、3月18日(土)は大学行事のため休館

5月3日(水)、5月28日(日)は開館

・開館時間:午前9時30分~午後4時30分

・入館無料

 

 

ポスターA4

 

 

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