文学部
コミュニケーション文化学科
カレンゼミ
例えば、大学に合格したあなたに、ある日、祖父から贈り物が届きました。開けてみると、メッセージカードはなく、一本の万年筆が入っていました。あなたは、この贈り物にどんなメッセージをくみ取りますか。本ゼミのテーマ「物質文化コミュニケーション論」とは、言葉を使わない非言語コミュニケーション論のひとつ。「モノには、存在するだけで何らかの意味があり、メッセージを送っている」という考え方に立ち、身近な絵画や宣伝、
服装・装身具などに目を向け、視覚文化やモノ文化によるコミュニケーションについて学びます。演習では、毎回、その日の担当者が読書資料についての口頭発表を行い、クラスメイトとのディスカッションを行います。春学期は、物質文化コミュニケーション論の知識を身に付けるために方法論を中心に学び、秋学期は学術論文の調べ方・研究方法を学びます。最終的には、自分の研究テーマを学術論文にまとめ発表できることを目標とします。
ゼミで学べることは?
モノには、それぞれに意味があることを理解し、絵画や宣伝、服装・装身具などの「物質文化コミュニケーション」について学びます。
ゼミの特徴、雰囲気は?
とてもアットホームな雰囲気。学生が先生だけでなく、お互いに相談にのり、質問をしやすい雰囲気を作ろうとしている印象。
求める学生像は?
モノコミュニケーションに関心のある学生。非言語コミュニケーションに関して、興味のある学生。熱心で、やる気がある学生。
受験生へのメッセージ
自分の選んだテーマを、とことん研究し、自分の考えを加えて卒論を書き、世の中で誰よりも、そのテーマに詳しくなってほしい。
マック・カレン 准教授
学生時代には熱心に本を読んでいました。小説でも、教科書でも、何でも読むのが好きでした。英訳の「源氏物語」と出会い、いきなり理科系学部から、文科系学部に転部しました。「源氏物語」があまりにも素晴らしく、日本語で読みたかったからです。
先生はどんな方?
優しく穏やか、かつチャーミングな先生です。日本の文化がお好きで、お茶の教室にも通い、日本人よりも日本人らしいです。(笑)
印象深い活動は?
「自分が何に興味があるかわからない」方!さまざまなジャンルを網羅する「モノ文化」は、きっと心に留まるものが見つかります。
ゼミの面白い点は?
身の回りに存在するモノたちのルーツを探ること。着物の柄からモデルの視線の意味まで意外な正体を垣間見ることができます。
ゼミの志望理由は?
「モノ文化」は、どんな内容にも対応できるほどの大きな分野ですので、何かしら応用が利くのではと思い志望しました。
M.Kさん
本年度から跡見に編入生として入学してきました。前に在籍していた短大では舞台役者になるための勉強をしていて、二年間すべてを舞台稽古に費やしました。趣味はそのときから現在まで変わらず、舞台鑑賞です。