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130年目の本年を
更なる改革のスタートに

跡見学園理事長 跡見 純弘

 皆様、新年おめでとうございます。

 既にご承知のとおり、教育界を取り巻く環境は依然として厳しいものがありますが、幸い跡見学園に於きましては関係者一同の御協力、御支援により、環境に対応すべく計画致しました改革、改善は極めて順調に進捗致して居ります。

 即ち、教育施設の総合的拡充を終えて迎えた学園の「この10年」は、平成7年度に実行した短期大学の女子大学短期大学部への名称変更を皮切りに、平成14年度には女子大学文学部旧4学科の人文学科への改組、マネジメント学部及び文学部臨床心理学科の新増設に踏み切り、之と並行して、短期大学部定員再配分及び文科の言語文化科への名称変更等の既存組織の改革を16年度迄に完了致しました。

 更に、平成17年度からの大学院人文科学研究科の設置も認可され、まさに学園にとって文字どおり驚異的な改革をなしとげた事は御同慶の至りに存じます。

 併し乍ら改革を之で終りには出来ません。

 吾が国の少子化は想像を超える速さで進行し、平成21年には大学全入時代を迎えると云われておりましたが、それが平成19年と早まるものと予想され、また昨年より国立大学の独立行政法人化が実施され教育需要を巡る競争的環境は厳しさを増しつつあります。更に、本年より学校法人のガバナンス機能の強化を目的とする私立学校法の一部改正が施行となるに伴い、学校法人の財務の安定性と自主性の維持の観点から情報公開のより一層の実行が求められて居ります。

 この様な学校法人を取り巻く外的環境の変化の中にあって、跡見学園においては本年は学園創立130年に当る年であると共に、前述の諸改革に続くもう一段の改革のスタートの年でもあります。

 その一段の改革として当面の主なる課題は

  1.  平成18年4月開設を目標に、大学院にマネジメント研究科マネジメント専攻を新設する認可申請を行なう。

  2.  平成13年3月のプロジェクトチーム最終答申に係る短期大学部改革として、平成18年4月開設を目標に、文学部及びマネジメント学部に夫々新学科増設の具現化を図る。

  3.  近い将来、茗荷谷キャンパスと新座キャンパスを一体的に活用すべく、総合的な検討に着手する。

  4.  中学校、高等学校においては、以前にも増して充実した教育指導体制の下で、より高度の教育効果の確保を目指し、平成17年度より新しい学校週6日制を採用する。

 今、これらの諸課題に学園関係者が果敢に取り組むことに依って、学園の輝かしい未来が約束され、ひいては学園の社会的評価も高まるものと確信致して居ります。

 どうか皆様の学園に対する更なる御理解と御支援を賜りたくお願い申し上げ、私の新年の御挨拶とさせて頂きます。


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