
ご挨拶 理事長就任にあたって
山崎 一穎
Kazuhide Yamazaki

跡見純弘理事長の後を受けて、この度平成21(2009)年10月1日付けで理事長に就任いたしました山崎一穎(学務担当常務理事兼跡見学園中学校高等学校校長、跡見学園女子大学客員教授)です。
跡見純弘先生は昭和62(1987)年三菱商事の常務取締役から学園の理事長に就任され、22年の長きにわたって経営の責任者として教育環境の整備に手腕を発揮されました。しかも学祖跡見花蹊先生の一族としてその名に象徴される存在は大きなものがありました。
跡見理事長の後任としてその職責の重大さを実感しています。少子化の波、経済変動の激しい中で学園がその社会環境の厳しさに耐えつつ、改革を押し進めるために多くの人々の英知と経験をお借りし、集団指導体制を取る以外に道はないと考えています。それ故に跡見前理事長には顧問に就任いただきました。そして学園の重要案件につき常務理事会に出席を頂き、新学務担当の常務理事には女子大学の嶋田英誠学長に就任を願い、財務担当常務理事には引続き吉田一惠氏に務めていただくことで理事会の承認を得ております。今後ともよろしくお願いいたします。
学校経営と今後の展望
私立学校の教育とはサービス業です。生徒・学生・保護者は顧客です。顧客をいかに満足させるかに経営はかかっています。保護者が授業料を支払う意味を経済面に限れば、教育施設・設備を中心とした教育環境と授業内容(カリキュラム)に対して支払うということなのです。少なくとも支払った総額と同額、利子分を含めてそれ以上の対価を求めます。
教員は教育面で、職員は教員の仕事をサポートしながら教育環境の面で生徒・学生の育成の場に立ち会うことになります。財務状況を勘案しつつ、教育とその環境の整備、運営の責任者として理事長は何を為さなければならないのかを問うてみます。
1.改革の先導者としての使命
(1)跡見学園が時代や社会の要請に応えられる教育研究を提供する組織体となっているのか。
(2)建学の精神をどう継承し、個性や特色ある私立学校としての存在の意義が発揮されているか。
跡見純弘前理事長は、(1)(2)をハード面から整備してこられました。それを受けて私に課せられた課題は、ソフト面から再構築することだと考えています。それは教育環境の一層の整備による教育の質的向上をどう経営側から保証していくかにあります。
2.ガバナンスの確立とリーダーシップの発揮
平成17(2005)年4月1日に私立学校法人の改正が行われ、学校法人が社会の環境変化に迅速に対応するために管理運営制度の改善と財務状況の公開等が要請されました。
制度改革のために理事会が学校法人の最終的意思決定機関と位置付けられ、経営の責任者は学園全体のビジョンを全教職員に示し、経営改革を先導していくリーダーシップと経営責任が求められています。
具体的に今後の展望について述べます。
週1回開催されている経営会議は、(従来は各機関の長の会議)そのメンバーを拡大し、新たに学内理事を増員します。つまり、経営会議を学内理事者会議と位置付けます。さらに原則として月2回の常務理事会を開催し、学務担当、財務担当の常務理事に加え、顧問に就任いただいた跡見前理事長にも学園の将来計画や財務等の重要事項に関しては出席を願い、助言をいただくことにしております。
このようにガバナンスの基礎を固めた上で経営の責任者として巨視的に言えば、建築のみならず、財務、人事等を含む学園のマスタープランの作成が必要であると考えています。そのためには検討委員会の設置が求められます。当面の問題として次の課題があります。
(1)女子大学の文京キャンパスを以って、東京の大学に登記するための条件整備をします。
(2)女子大学の新座キャンパス1号館は50年の耐久年数が指呼の間にあります。建て替えをどうするか財務状況を含めて検討します。
(3)学生寮をどうするか。これも課題です。
(4)中学校高等学校に求められている事は、生徒に基礎学力をつけ、高等教育機関へ進学させることです。保護者の付託に応えるためには、面倒見がよく、指導力のある教員が求められます。その「教師力」をどう付け、どう高めるか、その養成のために経営側からどう助力、援助出来るか検討します。「教師力」こそ「学校力」になるはずですから。
(5)中学校高等学校の校舎のメンテナンスに配慮します。
(6)大学は自己点検・評価を実施しています。法的に義務付けられましたが、中学校高等学校は、まだ実施していません。これは早急に対応しないと補助金の減額を受けることになりかねません。法人としても、自己点検・評価がなされなければならないと考えます。その点検・評価の仕組みについては、さらに考えなければなりません。
要は、最初に述べたように保護者が授業料を支払う意味を考え、生徒・学生・その保護者から選ばれる学園になるためには、質的向上以外にはないと信じます。それを経営がどうサポートするか、その経営の責任者としてグランドデザインの概略を記しました。
在校生、在学生はもとより、その保護者、跡見校友会、後援会の諸氏のご意見に耳を傾け、大局を誤らないように判断し、決断を下すためには、理事長であっても「ホウレンソウ」(報告、連絡、相談)を忘れずに、常に情報公開と、社会に対する説明責任を果たして行きたいと考えています。微力ながら職責を全うすべく努力する所存です。
平成22年10月1日
平成24年度 入試概要
平成24年度 大学院入試概要
オープンキャンパス
証明書の発行(卒業生)
平成24年度 入試実施要項
学校説明会
証明書の発行(卒業生)
学園の財務と事業報告等



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